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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
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一瞬たりとも同じ自分なんていないように、私の目の前にいるあなただって同じじゃない。
変わりゆく私を、あなたを、私たちは愛し続けることができるだろうか。

同じ時間に存在し生きているもの同士が恋をして同じ時間をせっかく共有しているのに一緒に変化を喜んだり慰めたりできないから私たちは一緒にいられなかった。

苦しくてつらい。

同じところにいて、だから出会えたのに私たちはもう同じところにはいないのね。
そんなことってあるんだね。
出会ったときにはそんなこと想像もしていなかった、君がわたしを、私がきみを、息苦しくさせる日がくるなんて。
そうやって失恋してしまうんだ。
もう私たちは同じはやさで前に進むことができない。それは、とても苦しくて悲しい。でも、しょうがないの、どちらも悪くない。そういうターンなのだから。
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