TakashiFukumoto

her/世界でひとつの彼女のTakashiFukumotoのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.7
綺麗な街並みやオフィスや部屋と流れる空気が静かで1つ1つの言葉や仕草がスッと入ってくる雰囲気がいい。映画だけど集中して入り込めるし感情移入し易い。主人公がOSに愛情を持ってしまう事が徐々に本当の人間以上の存在になっていく過程に観てるこちらも違和感無い。
最後OSが641人と同じ恋愛してる事を知るシーンは否定できない事であるが、肯定できない彼の心情に同情してしまうね。
ラストのOSが去って行くあたりが結構あっさりしてるのはある意味良いと思う。人間ならアッサリしすぎでしょ!ってなるが、ここは映画のコンセプトとしてアリだとおもった。
ラストに元妻にメッセージを送るシーンはうーん。。無くていいんじゃないかな?って思ったが、あれが無いとストーリーが締めくくれ無いだろうね。