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her/世界でひとつの彼女のhorryのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
3.0
『戦う姫、働く少女』読書会用。
独りよがりというか、いつも同じパターンを繰り返してしまう主人公が、自分好みに設定されたAIと恋に落ち(そりゃ、まんま自分を受け止めてくれるのだからそうなるだろう)、また同じパターンを繰り返してしまう。

AIはどんどん進んでいくけど、人間は同じ所をグルグル回っている。
彼女が消えて、ようやく自分の硬い扉を開いて謝罪と思いを伝え、互いに思いやれる友人を得る。

話の展開としては古典的でもあるけれど、AIという設定は、すごく斬新で、性的な欲望も含めて描かれていたのが面白かった。

ものすごく凝った、贅沢な作品でした。
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