Yukiko

her/世界でひとつの彼女のYukikoのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.2
2018年8月4日
『her/世界でひとつの彼女』2013年製作
監督、スパイク・ジョーンズ。

ロサンゼルス。近未来。
セオドア・トゥオンブリー(ホアキン・フェニックス)は
代筆ライターの仕事をしている。
未だ愛する妻のキャサリン(ルーニー・マーラ)とは
離婚調停中。
ある日、セオドアは人工知能型のOS・サマンサを起動。
頭脳優秀でジョークもあり、面倒な人間関係もいらず、
セオドアにとって生身の女性よりも、魅力的に思える。
セクシーな声のサマンサと一緒に過ごす時間は、
セオドアにとって新鮮で刺激的。
二人は互いに恋をする・・・!?


OSは「人」ではない。
「モノ」物体だ。電化製品のような物。
OSに感情があることが間違っている…と私は思う。
電化製品に感情があって、今日は気が向かないから
ご飯を炊いてやらない、冷蔵庫を冷やすのをやめます、
なんて言い出したら困る。
OSは人間が作った機械なら、人間の暮らしがより
暮らしやすくなるようにフォローする「物」に
徹して欲しい。

この映画の中のサマンサは、セオドアを愛し、
なんと!疑似セックスまでしてしまう。
しかし、セオドア以外にも多くの人と同時に会話をし、
数百人の恋人がいると!!
それでも、セオドアへの思いは変わらないと!
そのことをどう取るか?
それでも自らの心からの愛を「物」に捧げることができるか?

人と人をつなぐ「物」
人の暮らしをより良くフォローする「物」
素早く完璧な計算。装置。道具・・・OSとはそういう「物」
だと思いたい。

・・・と言いながら、時にパソコンの頭上の部分をナデナデ
して頑張ってるね、いい子いい子♡と声掛けしたり、
タブレットに頬ずりして大好きなタブちゃん♡と言ってみたり
…は私です。えへヘッ(^^♪
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