海辺のフカフカ

her/世界でひとつの彼女の海辺のフカフカのレビュー・感想・評価

her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)
4.2
OS “と” 恋する話。

おちついた音楽と、うつくしい映像とで、終始おだやかな雰囲気。
見た目は一人ぼっちなのに、実はいつも一緒にいる二人の様子は本当に微笑ましい笑

サマンサはプログラムだけど、言動も発想もユニーク。彼女の作る曲が素敵すぎる!
セオドアの等身大の苦悩も、共感できる人は多いと思う。その言葉に、少し動揺させられた笑

プログラムと人間という違いゆえのこじれが描かれたけど、これって人間同士でも普通にあること。
文化や思想の違いの壁は大きい。
生まれ持ったものの差が大きいほど、理解し合うことは難しいと思わされた。

恋愛の話だけど、自然な形で哲学もまじえてくる。
自分の人生を見つめ直したい時に、また観たい映画。