このレビューはネタバレを含みます
美しい映画でした。ホアキンの繊細な演技、スカーレット・ヨハンソンの声だけで感情が伝わる、でもやりすぎてない演技は圧巻でした。
人間とAIでもすれ違うんだなぁ…とか思いながら見ていましたが、考えてみれば肉体が無いのにコミュニケーションか出来る存在というのはAIの特性を除けば、人間同士でもあり得ることか多かった印象(その程度や規模が人間には到達できないレベルではありますが)。
人間的な感情を持つのはもちろん、非言語で他のOSと会話をするのも、自分が一番と言いながら複数と交際するのも然り。
そういった意味で、精神面ではAIと人間がどんどん近くなる日が来るのではとすら感じさせられる作品でした。
しかしながら、見てる間中人の温もりが欲しいと感じていたので、肉体という最大の人間的ファクターからは私は当分逃れられなさそうです。