職場の先輩に勧められたので鑑賞
暁美ほむらによる鹿目まどかのための物語なんだなって感じ
途中まではとても良かったのに、ラストはどうなんだろう?
まどかへの強い思いと自分の能力のせいで、たった1人の友達を世界の特異点にしてしまったこと
それによって神のようにならざるを得なくさせてしまったこと
そして本人はそれを望んではいなかったという事実を知って、愛する人の幸せを、他でもない自分が奪ってしまった罪悪感
それらが組み合わさって、愛する人の幸せのために自分自身を犠牲にして終わろうとするまではまあ好きだったんだけど
まあそれもとっても独り善がりな結論だなっては思うけど、それでも他の人間にまどかを託すっていう決断は今まで無かった他人への信頼が生まれたのかなって気がして好きだと思ったのに……
途中で自分が望んだ鹿目まどかという人間の幻想と共に永遠を生きるみたいになってしまっていて
愛じゃなくて執着に変わってしまってるのが嫌だったなあ
まあ最終的にはあの世界でまどかにほむらが倒されて世界が終わるのが物語全体としてのラストなんだろうけど、尺の関係かな?そこまで行けなかったのは。
私の想像する愛とは違う感じがする。
愛っていうより独り善がりかな。
でもまぁそれでも、暁美ほむらのことは嫌いになれない。もう何が何だか分からなくなった中でも、鹿目まどかという一人の人間への想いだけを道しるべに突き進んで傷だらけになっているのが分かるから。傷つき果てた末の彼女の選択なんだって分かるから、それならその想いだけでも尊重してあげたい。
ただ、まどかの手でいつかちゃんと殺されて欲しいなあと純粋に思う。
そこまでやってくれたらほんと良かった。