やた

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語のやたのレビュー・感想・評価

4.2
公開当時、劇場で観たので二回め。なぜかあんまり覚えてなかったのでとても新鮮に観れた。

序盤、「みんなが好きなかわいい魔法少女見せたるで!」みたいなくだりが逆にめちゃめちゃ怖い。決めゼリフとかくどすぎる変身シーンとかフルーツバスケットとか、普通にやると寒過ぎるけど「まどマギ」がどういう作品か知ってるから、「この裏に何がある⁉︎」とヒヤヒヤしてしまう。QBがしゃべらないことといい、可愛いものを可愛く見せることでハラハラと恐怖を掻き立てる仕掛けが上手い。

ほむらとマミさんのバトルシーンは、地上波含め「まどマギ」全編で一番、ダントツかっこ良かった!ここ特にもう一回スクリーンで観たい!

映像とストーリーはもう、「まどマギ」ならこれくらいはやってくれるだろうと思えるところを軽く超えてる。

ほむらのまどかに対する想いの強さは、「唯一の友達」ということだけではもう説明つかなくなっていて、それをきっかけとして何度も繰り返しているうちに、さやかが言った「なんでも抱え込む悪い癖」のせいで妙な使命感を発揮してしまったんだなと感じた。
「愛」と本人は言ってたけど、「妄執」だと思う。

もう公開から4年経ってるのか…続きが観たい。
やた

やた