かおる

アウシュビッツ ホロコーストガス室の戦慄のかおるのレビュー・感想・評価

3.2
アウシュビッツのガス室の様子と、現代の若者のホロコーストについての認識のドキュメンタリー。

レビュー見てから鑑賞したので、良くも悪くも裏切られなかった感はあります。
実際の写真だけではなく再現映像もあり、そこに関してはせっかく撮るならもう少し、、もったいない気がしました。
どちらにせよそのあたりの映像は、苦手な人はかなり苦手かと…。

高校生へのインタビューは、ドイツでも知っている(関心がある)子とそうでない子でこんなに差があるんだなと驚きました。ドイツに限らないと思いますが、今の時代だとこの辺りの話は各々の関心の有無次第になっちゃうんですかね…笑っちゃってる子とかいるし…
と言いつつ、自分自身大して知らないなと改めて気付かされます…

ホロコーストが悲惨だという話だけで終わらず、理由や、現代のイスラエルやパレスチナの問題、ドイツの移民問題にも言及しているので、あくまでこれは問題提起をする、観た人に考えさせる映画だと感じました。人種差別や迫害、そして戦争は今も続いている問題だから、過去に起こったことを風化させてはいけない=同じ過ちを繰り返してはいけないという意志が一貫してると思います。
これを観た後に、話し合いたくなる映画でした。答えをくれる映画ではないので、それぞれが感じたことを知りたくなります。
かおる

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