ゆみな

囚われのサーカスのゆみなのネタバレレビュー・内容・結末

囚われのサーカス(2008年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

これは結構鬱々とした題材なんだけども、現在と過去を交錯しながらお話が進んでいくので、辛い場面ばかりが続くわけではないんですよ。上手に作ってあると思います。

ホロコーストを生き延びたものの妻や子は殺されて、今は精神病院のスター的な存在のジェフ・ゴールドブラム。やっぱり背も高いし手足も長いので何をやっても絵になるんだよねぇ…ウットリしちゃう。そんなジェフ・ゴールドブラムを悩ませる過去がウィレム・デフォーに飼われる犬だったこと。ほんとに犬なんだよね。四つん這いで犬小屋に入れられ犬の餌を食べる毎日。現在になっても彼は囚われたまま…時に看護婦を犬に見立ててセックスしたりしてなんとかやり過ごす毎日を生きているわけ。
そんなある日、犬になり切る少年が現れて…ってのがだいたいのあらすじ。
この少年の犬演技もなかなか真に迫っていてね…!ジェフ・ゴールドブラムの大型犬と少年の小型犬を観れたのは大収穫だと思いました(決してそれを楽しむ映画ではないのだけれども)

改めてジェフ・ゴールドブラム好きだわ~って思ったので、彼のほかの映画もちまちま観ていきたいなぁ…と思いました。
ゆみな

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