ある晩、死体安置所の夜警が“何か”に怯え、逃げた先で事故に遭う。
その捜査をしていくうちに、当該死体安置所から一体の死体が消えていることに気が付く。
それらを皮切りに次々と起こる不可解な出来事に翻弄される男と、その男を追い詰める刑事が織り成すサスペンススリラーです。
ラストに描写される彼女の涙には、どんな意味が含まれていたのか…。
考えただけでも二通りの解釈が出来るので、それを踏まえた上で彼らをどう見るのかも変わってくるので、大変面白いと思います。
そんなラストに周到に用意された怒濤の伏線回収が待ち受けており、まんまと騙されてしまいました。
脚本や演出、画角、演技も最高峰でこの作品にどっぷり浸かれました。
『ゴーン・ガール』や『9人の翻訳家』が好きな方にもお薦めです。