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ボッカチオ'70のマッシュroomのネタバレレビュー・内容・結末

ボッカチオ'70(1962年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

60年代イタリア映画との事で完全版レンタル鑑賞
人ぞれぞれ好みがあるけど
フェデリコ・フェリーニ氏の2話と4話が好き。
フェリーニ氏だけの作品だったら高評価だったんだけどな。



★第1話「レンツォとルチアーナ」監督・脚本:マリオ・モニチェリ
職場の規則に縛られるヒロイン
同じ会社で働く恋人と結婚した事を隠し通さなければならず…
仕事を辞められない事情や
必死に上司に隠す過程にユーモラスを感じるのでしょうが
面白さが分からなかった。
【評価★】


★第2話「アントニオ博士の誘惑」監督:フェデリコ・フェリーニ
性に対し過剰な反応を示すアントニオ博士の物語。
4作品の中では一番好き♡
夜の公園で楽しむカップルにライトを浴びせ
公園に設置されたセクシーな女性の看板に痛烈に批判
「スキャンダルを起こし葬ってやる!」博士の異常ぶり最高!
【評価★★★★】



★第3話「仕事中」監督:ルキノ・ヴィスコンティ
夫の高級娼婦遊びがスキャンダルとして公になった妻
彼女は夫と別居を決意、仕事を探し自立しようとするが…
自立を決意する女の心模様が感じられる作品なのでしょうが
あまり自分にはピンとこなかった、ファッションなどは素敵でした。
【評価★.☆☆(1.2)】

★第4話「くじ引き」監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本:チェザーレ・ザヴァッティーニ、フェデリコ・フェリーニ
借金返済のため射的場で働くヒロイン(ソフィア・ローレン)
そこで密かに売られる闇くじの一等当選を巡る村の男達とヒロインの物語。
脚本にフェリーニ氏関わっているだけあって安定のお祭り騒ぎ。
ソフィア・ローレンの男っぷりを感じさせる潔さみたいなものも良かった。
【評価★★★.☆☆☆☆☆☆☆☆(3.8)】