Aki

ボッカチオ'70のAkiのレビュー・感想・評価

ボッカチオ'70(1962年製作の映画)
5.0
やっと観たかった作品を。イタリアらしく愛や女を題にしたイタリアの巨匠達によるオムニバス。2枚のディスクだったので2日に分けて見ました。

1章 モニチェリ監督。
可愛い、可愛いすぎる。
最後の最後がとても好きです。
「日曜日は一日中ベッドにいましょう」モニチェリ監督の他の作品も観よう。

2章 フェリーニ監督。女性を猥褻な物だという考えで軽視しているアントニオ、「こいつには良い所がない〜」この言葉を言う人ってこういう人が多いのかもなぁ。そして牛乳の看板のアニタ、そう牛乳の看板って‥これは恋かはたまた愛なのか、看板をも愛するフェリーニのラブコメです。そして最後にほんわかとします。

3章 ヴィスコンティ監督。金持ちの夫婦のズレというか、「若者のすべて」と同じく最後が寂しい感じで作品自体すごく切ない。そしてこの物語は子猫がめちゃくちゃ可愛い。ずっと新聞のヌードのとこ見てる男性がなんか面白かった。

4章 デシーカ監督、監督の作品は初めて観ます。この物語は3章とは違い、明るくて最後を締め括るのに良い作品だと思った。ソフィアローレンが美しい。
「俺が頭痛治してやる」から2人が小刻みに踊る画が好き。もう後半はクスペット良かったな〜と感動しました。ソフィアローレンのカーディガンの着方が良いな〜。

この作品も好きなオムニバス作品になりました、素晴らしい画、何より予告編もすごく良い。題名はジョバンニボッカチオの意だったんですね。
個人的にはこのオムニバスにアントニオーニ監督の作品があれば最強でした。
Aki

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