安堵霊タラコフスキー

ウィ・キャント・ゴー・ホーム・アゲインの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

4.0
実はニコラス・レイって監督の作品を意識して初めて見たのがこの作品(理由なき反抗は一応見てたけど同じ監督とは知らなかった)で、中々他では見られない作りが面白かった。

というか面白かったのは基本一つの画面に複数の映像が展開される点だったのだけど、強面のニコラス・レイが学生たちが変な映画を撮っている様子も非凡なものがあり印象深かった。(泣きながら髭を剃る男とか)

というかこの常軌を逸した作品が実質的な初体験だったから、ニコラス・レイってのはゴダールみたくもっと特殊な作品を撮る人物なのかと思ったが、色々見たらテーマは変わっているものの映像表現は職人的でガッカリした記憶がある。