いわゆるPOVの見せ方が8割程で、実際の現実シーンが2割程のミックス映画。
現実シーンは役者も撮影も全体的にプロの仕事とをされており、しっかり観れるシーンとなってます。
POV部分は、このタイプによくあるB級チックな作りであり(まあ意図してそうしたのでしょう)、特に前のめりになって観るような部分でも無いかなと。
以下ネタバレもあります。
中身はよくあるサイコパス映画。
サイコパスから逃げる、追われる、逃げる、追われるの繰り返し。
その過程に目新しさも無く。
最後の方は少し工夫があり、犯人は誰だ?この中の誰かだ。あいつだ。いや違う、こっちだ、いや、あっちだ…といった感じに視聴者を迷わすパターン。
個人的には、サイコパスとの追い追われる過程に見ごたえがあれば、その様なオマケ部分は特に無くても良いかと思いましたし、むしろその辻褄合わせ等のために自由さが失われ、よくある映画のタイプに落ち着いてしまった様に思いました。
ラストの真犯人が分かる部分にも、別段、衝撃的なカタルシスも無く。
むしろ少し無理があり、真犯人達のそれら行為に目的も何もあったものじゃない点も残念。
遊園地でジェットコースターに乗るようなタイプの映画は私も好きですが、特に可もなく不可もない平凡なジェットコースターといった感じの映画でした。
と言うよりも、少し回転の速めのメリーゴーランドといったところかもしれません。
個人的には微妙(>_<)
(でも普通にえんじょいできる映画かな、とは思います)