桃太郎777

エビデンス-全滅-の桃太郎777のレビュー・感想・評価

エビデンス-全滅-(2013年製作の映画)
2.6
いわゆるPOVの見せ方が8割程で、実際の現実シーンが2割程のミックス映画。

現実シーンは役者も撮影も全体的にプロの仕事とをされており、しっかり観れるシーンとなってます。

POV部分は、このタイプによくあるB級チックな作りであり(まあ意図してそうしたのでしょう)、特に前のめりになって観るような部分でも無いかなと。

以下ネタバレもあります。


中身はよくあるサイコパス映画。
サイコパスから逃げる、追われる、逃げる、追われるの繰り返し。
その過程に目新しさも無く。

最後の方は少し工夫があり、犯人は誰だ?この中の誰かだ。あいつだ。いや違う、こっちだ、いや、あっちだ…といった感じに視聴者を迷わすパターン。

個人的には、サイコパスとの追い追われる過程に見ごたえがあれば、その様なオマケ部分は特に無くても良いかと思いましたし、むしろその辻褄合わせ等のために自由さが失われ、よくある映画のタイプに落ち着いてしまった様に思いました。

ラストの真犯人が分かる部分にも、別段、衝撃的なカタルシスも無く。
むしろ少し無理があり、真犯人達のそれら行為に目的も何もあったものじゃない点も残念。

遊園地でジェットコースターに乗るようなタイプの映画は私も好きですが、特に可もなく不可もない平凡なジェットコースターといった感じの映画でした。
と言うよりも、少し回転の速めのメリーゴーランドといったところかもしれません。
個人的には微妙(>_<)

(でも普通にえんじょいできる映画かな、とは思います)
桃太郎777

桃太郎777