のすけ

インターステラーののすけのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
4.1
映画の舞台の世界観がすごくいい。
地球の環境破壊がかなり進んでいて、砂漠化が進み、食糧不足の解決が第一の目標になっている世界。
これをナレーションとか、最初のタイトル表示で説明するんじゃなくて、この世界観の中の人たちの暮らしの様子とか、会話で世界観を理解させているのが演出として素晴らしいと思うし、見ててワクワクした

物語を通してノーラン節炸裂の伏線祭り
誰か がメッセージを送ってきたり、自分たちを何かに導こうとしている
この 誰か は誰なのか

物語は超SFで重力と時間の関係
今、主人公達は何をしようとしているのかの説明が簡単すぎず、突拍子過ぎないくらいの塩梅ですごくいい。
プランAとプランBの存在とか。
何が必要なのかとか。
重力による時間の影響とか

この映画通して一個すごいと思ったのは
ワームホール内とかブラックホールの中とか、人間には観測できない とされているような世界を映像で表現したこと。
この努力をまず讃えたいくらい。
小説とかだとまだ簡単。
「それはこの世のものとは思えない様相で、、」「こんな世界は今までの自分には想像もできなかっただろう、、」とか言ってあとは読者の想像力に任せる。的なことができるけど、この映画は真正面から堂々と映像として表現することに立ち向かっていて、感動した。

あと、時間との闘いはすごいハラハラした。
ある星に行った時、その星は重力が地球の何倍かで地球より時間の進み方が遅い。その星での1時間は地球での7年。
この情報があるだけで、主人公たちの一挙手一投足ドキドキする。この1秒1秒で地球では何倍もの時間が過ぎてるって思うだけでドキドキ。
案の定、その星から脱出した時には地球では23年経ってた
時間の残酷さ

マン博士やばい。
トップオブトップみたいなエリートなはずなのに、星での孤独に負けて、人類に適した星ではないのに信号を送った。
やっぱり、人間はエゴがあって、弱くて、非合理的。
でも、これが人間の良さかなとも思うけど。

映画としての構造的に
ラストの怒涛の展開は楽しい。
マン博士から宇宙船を奪還する主人公のストーリーラインと
お兄ちゃんから逃げながら家を調べる娘のストーリーラインが並行して進む
ワクワクするし、ハラハラする

で、ついにブラックホールの中に行く。

彼らの存在が主人公たちっていうのは面白いけど、ちょっと気になったのは最初のワームホールとかは?誰が作ったん?って思っちゃった。

他のユーザーの感想・評価

pp

ppの感想・評価

4.8
素晴らしかった。何で今まで観てなかったんだろう。
こんな壮大な物語を考えつくのも、それを実際に創り上げることも本当にすごい。
3時間近い作品なのに全く飽きが来なくて夢中で観入ってしまいました。
クリストファーノーランの作品、今まで難しいイメージが先行してあまり観てこなかったけど、これからもっと観てみようと思いました!
しばらく余韻から抜け出せなさそう…。
終盤の展開には少し無理やり感は否めないがSFとしては良い映画。
桃

桃の感想・評価

5.0
宇宙好きなのになんで観てないの?!と言われ観てみたら何で今まで観なかったんだ!?と思ってしまうくらいめちゃくちゃ面白くて惹き込まれた。
宇宙の描写がもう。相対性理論とか量子論とか、物理は全くダメなのに理解したくてしたくて。
高波とか、ブラックホールの中とか、5次元のマーフの部屋の裏側が幾つもの階層になっていたりして、凡人の私にはもう思いつきもしないところで繋がっているのだなぁと感動。

果てしなく遠い星に行っても、人類が住めるような環境はなかなか見つからず、過酷で想像以上のことのほうが多いのに、これだけの生命体が生きて暮らしていけている地球っていったい..
choko

chokoの感想・評価

5.0
文句なしの最高評価。
主題はもちろんSFだけど、「愛」もテーマ。
ちょうど観た後で、感無量でとても言葉では表現出来ないので一言だけ。
生涯、記憶に残る名作でした。
9年前に映画館で見たけどすっかり内容忘れてた。真面目なSFファンタジーだけどどんなに切迫してもジョークを入れてくるところは流石です。人は死に際に愛する人を思い浮かべるという。それが本棚のシーンなのか。実際に想いは送れるのか。。
mii

miiの感想・評価

4.3
いやもうとにかく壮大。規模すご。

終始わくわくしっぱなしで
とにかく3時間ほんとあっという間。
がっつり感情移入して泣ける。
伏線回収も気持ちよくて最高の一言。

#2023/04:7作目
みみみ

みみみの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

SFあんま見たことなかったけど、面白かった!マン博士の星か、アメリアの恋人の星に行くかで揉めたところ、結局最初から愛の力を信じてれば上手く行ってたのね、、
宇宙に行く前のシーンの伏線回収してくとこはわくわくしたし、5次元空間で本棚に繋がるのがエヴァのマイナス宇宙みたいで面白いと思った。
ブラックホールに飲み込まれておいて、なんだかんだで生還できちゃうのはちょっと無理あるんじゃないとも思ったけど、そこはファンタジー!
neo

neoの感想・評価

4.7
思い返してみたけどウォーリー以来、2回目のSF映画かもしれない。
(ウォーリーはSFなの?)
風が強い日に飛行機に乗りながら見たので、ほぼアトラクションでめちゃくちゃドキドキした!
宇宙部分は未知のものへのワクワクがあったし、愛部分ではちゃんと泣いた。

小並感だけど、リスクをとってでも自分の探究心とか好奇心とかの優先度を高く行動できる人ってかっこいいよね〜
感情移入おばけなので、宇宙に行っちゃうクーパーにもマン博士にも怒りそうになったけど、過酷な状況っていうのは覚悟の上で行動できるのは尊敬だし、覚悟があっても絶望しちゃうくらいの孤独って相当怖いね。

SF初心者の私には初見じゃ完全に理解はしきれない現象があったので解説読んだら、専門家による科学的根拠に基づいて設計されているらしくて、私の知識が浅すぎる故の「どゆこと?」が解決されました。頭のいい人は偉大。
あと難しい部分があったときに「よく分かんないけどこういうもんなんだ」と落とし込んじゃいがちだけどちゃんと理解した後の方がおもろ!ってなれるよね〜相対性理論を学びます。

長々書いちゃったけど多分毎回こんなん書いてたら続かなそうなので、この辺で終わります。おやすみ〜
観終わった後には、この壮大なドラマに啞然としてしまう。
しかし家族の時間を重ねた深い愛に基づいているから(ビデオレターのクダリなど)、心揺さぶられる共感に繋がっているんだと思う。
多少(相当?)無理な設定でも自分が物理学等専門ではないから、そうあったらいいなあ、というラストにそっと導いてくれる感じがする。(専門家の人はやきもきすると思うが)
まあいろんな意味でクラクラするノ−ラン節は、宇宙に行っても健在だった。
2023年20作目
むっず!むっっず!!!
後半体のめり込むように見入ったけど
好みでは(><)壮大ゃんな~
あたぃの部屋の服がとっ散らかってるのも何か意味があるんだきっと…
マットデイモン宇宙めちゃ好きぢゃん
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のすけさんが書いた他の作品のレビュー

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3.7

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3.9

このレビューはネタバレを含みます

ただ一言。わからない。本当に。
これを1回だけ見て手放しに面白いと言う人の話を聞きたいくらい。
事前に「君たちはどう生きるか」も読んだけど、全然わからない。(実は「失われたものたちの本」がベースらしい
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