きざし

インターステラーのきざしのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
☆過去レビュー☆

大好きなノーラン監督の最新作!! 
ッということで、

半年前から一日千秋の思いで待ち続けた今作。


予告編を観る毎日・・・(って言っても、予告編にあまり魅力を感じない)


やっとの思いで、初日、二日目と、二夜連続で観てまいりました !!


うわぁ・・!!!

やっぱりノーラン監督や~!!
ってなノーラン節、炸裂♪


お腹いっぱい、胸いっぱい、
頭も飽和状態になりましたよ!!



最近になって、アンチノーランな意見もチラホラ見受けるようになりましたが、

そ~んな斜に構えた人は無視、無視、ってな
相変わらず、恥ずかしげもなく、堂々とした作品です!!



私はこういう全てあけっぴろげにして、自分を精一杯さらけ出して
作品として世に送り出す人が、
大好きだったりします。



だって、それってすご~く、勇気のいるこどだと思いませんか?


自分の思いを全て出し切って、否定されたらイヤだな、とか思って
カッコつけた作品なんかで、想いが伝わるとは思えないんです。



意味がわかる、わからん以前に、
この作品は、そんな映画愛に満ち溢れた作品です。


その想いが伝わる人にとっては、名作と成り得るんじゃないでしょうか?



たとえ矛盾があろうが、演出やりすぎだろうが、
私は想いがダイレクトに伝わってくるノーラン監督の作品が大好きですし、

これからもずっと貫いて、
素晴らしい傑作を出し続けてほしいです。(´V`)♪



3時間はその想いや、映像に感動を憶えない方には
正直辛いかもしれません・・



けど、本当に久しぶりに正統派な、
映画館で観るべき映画を
見せてもらった思いです。



オマージュの一つと言われる「2001年宇宙の旅」。


これを観たあとに、初めて鑑賞したのですが

まぁ、40年近くも前のものとは到底思えない、革新的な映画です。


特に映像はその時代から見た〈2001年〉未来のイメージですから
とても無機質で、クリーンです。



その点、インターステラーは過去作品の良さも引き出しに入れてるものなので、

映像は、あえてザラつき、古臭いものになっています。


けど、それがかえってリアルに感じられて懐かしくもありながら、
宇宙のシーンなどは見たこともない
画期的な映像もありで、

その両極端なものが違和感なく
同じ作品の中で混在しているのが、素晴らしい。




そして、この作品の、一番のテーマは、〈愛〉!!

とってもスケールのでかい愛の物語なのです!!♡


マシューマコノヒー演じる父親の娘マーフへの愛や、

アン・ハサウェイ演じるアメリアの恋人への愛が、

全てラストへと繋がっていく様は、
本当に見事としか言いようがありません。



アメリアが語るとおり、
まさに「愛は、観測可能な未知の力」なのでした!!



あまり細かい設定はあえて描かない方なので、
そこは置いてきぼりをくらうかもしれませんが、
そこを想像するのも楽しめる方にとっては
飽きずに何度も味わえる作品です。



映像も、音楽もとっても美しく、かつ迫力があり、
絶対大画面で観るべきです!!


私は個人的に、冒頭のコーン畑で夢中で
無人のドローンを追いかける所が大好きです。



ラストの落としどころも素晴らしい。

とっても切ないけど、希望に満ちたラストです♪




こっから、ややネタばれです・・






一つ勿体なかったのは、
見る前から、エレン・バーステインのクレジットがあったこと。


あれ??いつになったら出てくんだ?

ひょっとしてこのままいくと・・・


ってな感じで、ジェシカ・チャスティンとの関連でオチが読めちゃったので、

エレンさんは某氏同様、
シークレットにしとくべきだったかもと思いました。




まぁ、何をさしおいてもとにかく、圧倒的に素晴らしい作品であることは
間違いありません。



インセプション同様、映画館で何度でも味わいたい作品です。



SFというジャンルの持つ孤独感や、

自分の身がどうなるのか全く読めない恐怖感


それゆえに感じる
地球にいる愛する人々への愛情のせつなさが浮き彫りになる

あの、なんとも言えない切ない気持ち・・・


そういうものが大好物の方は、まず何を差し置いても
大画面でこの作品を感じまくって下さい!!



そしてノーラン監督に大きな拍手を!👏💐✴
きざし

きざし