ウーロン茶

インターステラーのウーロン茶のレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
3.5
3時間弱の長丁場だけど、それだけの尺が必要だったんだと感じさせてくれる濃い作品。
相対性理論による時間軸のズレや各惑星の過酷な環境など、緻密な設定と美しい映像で存分にSFの世界を堪能した。
一方で、人類滅亡の原因が食糧危機だったり、解決策が人工授精だったりと、社会的なストーリーから人類の危機がリアルに感じられた。
また、登場人物はどれも魅力的だけど、中でもマン博士が見せる生々しいエゴが、この作品に単なるSFに留まらない説得力を与えている気がした。

監督の意気込みが伝わってくる超大作だと思うけど、クライマックスの展開についていけず、この点数。