家で映画観るときに3時間近いとどうしても敬遠してしまう。
それでもう3年くらい敬遠してきた。
それにSFそんなに好きでもないし。
と思ってたのですが。
なにこれ。
ここに写ってる世界が本当かどうかなんてもうどうでもいい。
根っからの文系で、この映画で語られてることを100%理解出来てない。
でも、ここに映ってる映像をイメージして作った人間がこの地球上にいることにまず感動してしまった。
この映画の物語の運び方、ラストの伏線の回収を考え出した人間がこの地球上にいることがもう凄すぎて。
少しだけ不思議なお話どころか
最高に不可思議。
いたるところの細かい会話が後に太い伏線として帰ってくるのがいちいちうまいしさりげないから、クールで、おしゃれ。
時間の不可逆さ、それゆえの代替不可能さ、重要さ。とてつもなく濃密に描くからこそ3時間という映画体験がより説得力をもたらしてくれる。
すごかった。
映画館で観たいなあ。
いつか。
