荒廃し砂嵐が吹き荒れる地球。
食糧問題もあり、このままでは人類は滅亡を待つよりほかない。
かつて宇宙飛行士であり、農業を営む主人公。
妻を亡くし、子供達と父親と住んでいる。
娘の部屋で起きる奇妙な現象。
特に気にも止めないのだが・・・。
私は今、深い感動で放心状態である。
シリアスなSF超大作、監督はバットマン3部作のクリストファー・ノーラン。
評価が高い事だけ知っていた。
ぼんやりと見始めたのだが、途中からは食い入るように見入ってしまった。
ワームホールの表現が素晴らしいなと思ったあたりから、グイグイと引き込まれる。
私が神々と呼んでいる正体も実は・・・かもしれない。
(コメント参照)
一人の人間としての存在と存在意義、そして人類。
そして宇宙。
気の遠くなるようなスケールの広大な宇宙の中の自分という存在。
一人の人間の力と可能性。
私達生きる一人一人がかけがえのない存在なのだということを教えてくれる。
このような映画が創れる人類は救われるのに値するといえるのかも知れない。
人間不信に陥っている私にとっては有り難い映画だった。