「穏やかな夜に身を任せるな」
IMAXにて。
未知と未来と冒険と科学と物理と愛のいろんなものがこの映画に詰まっていました。
映像と音から観客も宇宙に漂う塵となって物語を旅していました。凄いものを観てしまった、という気持ちで劇場を出ました。
ノーラン監督が、極力CGを使わずにモノを使って撮影することにこだわるというのをここ数年で知ったので(インターステラー公開当時はほぼCGだと思ってた)、広大なコーン畑や5次元の世界など、ものすごい技術や熱量を感じた。
何よりも美しい宇宙空間やそれぞれの星の特徴なども素晴らしい。
役者も実力派揃い。
個人的にはマッケンジー・フォイ、ジェシカ・チャステイン、マット・デイモン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインなどなど、、どのシーンもどのセリフも、全て最後のあのシーンへ延びる集中線となって存在していて、目が離せないです。
集中線は交わってまたその先へずっと延びていく。それがノーラン作品だなと改めて感じる映画でした。
音楽も凄い。
IMAXだったのもあって臨場感や迫力、浸透してくる圧というか、音で物語に厚みを出してくる。
何よりも、「時間」。
あの2時間50分で壮大な時間の流れを体験できました。映画でしかできない体験。本当に観れて良かった。
是非IMAXで観てほしい。
もう次いつ再上映してくれるか分からないので、この機会に是非。
個人的にはこれに合わせて『オデッセイ』も観てもらうと、幅広いマット・デイモンも楽しめるかと思います。