ロックウェルアイズ

インターステラーのロックウェルアイズのレビュー・感想・評価

インターステラー(2014年製作の映画)
5.0
公開最終日最終上映に滑り込み。
完璧で圧巻で、息をするのを忘れてしまうくらいの宇宙空間の静と動。爆音と静けさ。
一見、宇宙映画に感じるかもしれないが、人間、科学、この世界の全てを3時間に思いっきりぶち込んだかのような作品だった。
真面目に映画3本分くらいの満足感が得られる。

1.父と娘の家族愛 家族を取るか人類の未来を取るか?
2.想いのすれ違い、裏切り 人類の未来はどうなる?
3.選択、伏線回収、そしてそれぞれの未来

衝撃的な事件が起き、終わりかなと思った瞬間にまた新たなストーリーが始まるという本当によく出来た展開。
こんなに序盤からクライマックスばりの感動が押し寄せる映画は初めてだった。
宇宙に行ってもいないのにあの世界観を描けるのはもちろん、ブラックホールなど誰も観たことのない世界をよくあそこまで描けるなと。
観たことないはずなのに、実際にそうなんじゃないか、ああいう銀河もあるんじゃないかと思わせられるほどの美しい映像。
相対性理論はじめ、かなりしっかり理解していなければ、あんな設定も思いつかないだろうし、科学(化学、物理、地学、生物)の全要素が組み込まれているのも流石だった。
正直、宇宙に関連した理論などは難しくて、理系に疎い僕にはついていくのがやっとだったが、確実に宇宙に興味が湧いたし、将来地球もきっと破滅の日を迎える。
そのためじゃなくとも、人類の発展のために宇宙開発を頑張っている方々には尊敬しかない。