前々から気になっていた作品。
クリストファー・ノーラン監督が手掛けたSF映画だけあって、壮大な映像美は圧巻。
今作はSF作品が好きな人や、
集中力が続く人でないと、
ハマらないのかもしれない。
というのも、宇宙空間や重力が関わってくる話なだけあって、小難しい内容で、
なおかつ3時間弱の長丁場の作品であるため、途中で飽きてしまう恐れがあるからだ。
私自身も喰らいつくのがやっとで、
ストーリーへの理解も解説サイトで補うことでやっと全容を理解できました。笑
さて、レビューに話を戻すと、
今作でもっと感じたのは、希望と絶望の強弱の見せ方。
希望が見えたかと思えば、
絶望的な展開が待ち受けている。
そして、その波は終盤に入るにつれて大きくなっていく。
この強弱があったからこそ、最後まで飽きずに見ることができた気がする。
また、その波には、常に家族への愛が関わってくる。
本作のメインテーマが「宇宙」ではなく、
「人類の愛」であることに納得いった。
そして、不思議だったのが、
ややオカルト染みた内容であるのに、
どこか現実味を感じることだ。
壮大なスケールと、
考え尽くされた伏線回収が、
違和感を無くし、そう感じさせるのだろうか。
最後の終わり方といい、
その続きがあれば是非知りたい。