タラコフスキー

サタンタンゴのタラコフスキーのレビュー・感想・評価

サタンタンゴ(1994年製作の映画)
4.8
ラヴ・ディアスが影響を受けてないわけがない(というかこの影響無しに長回しの超長尺の映画何本も撮ってたらそれこそ頭逝かれてる)タル・ベーラの傑作を、ほぼ一日使いようやく鑑賞。

これを劇場で見ていたら絶対疲れたろうとは思うけど、ここまで長くてここまで独特な美しさを秘めていると段々自分が何を見ているのかわからなくなって変な気分になってくるのが中々面白い感覚だった。(同じくらいの長さのラヴ・ディアス監督作品とかを見てもおそらく似た気分にさせられるだろうが)

展開自体よりも撮り方や構図にばかり力を注いでいた点も流石で、こういう好みに合致した(というかこの自分の好みを形成した一人がタル・ベーラだから当然なのだけど)映画ってのは7時間近く見てもそこまで苦にならなかった。

とはいえ長時間座っていると尻が痛くなるってのもあって、通してもう一度見る気にはさすがになれないけど、各章を気が向いたときに見るくらいはしてみたく思う。(猫の虐待描写がある中盤の章はNGだが)