サタンタンゴの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

上映館(3館)

「サタンタンゴ」に投稿された感想・評価

難しかった。貧困と欲の中で生きる人々。90年代のハンガリーが舞台。
「劇場体験」という言葉に弱い。怒涛の7時間15分。自分の最長記録映画「ベンハー」の3時間32分を軽く超えるので、逆に(何が)いけるんじゃないかと思って行ってきた。

正直どんな感想を書けばいいかわからないくらい長い。長回しもいいところで、監視カメラか?と思う。でも不思議と見飽きない。いちいち人物の退場を見送るので、そこだけカットすれば5時間くらいになるんじゃないだろうか。

中でも時間をたっっっっっっぷり割かれていた酒場のシーン。いつまでやんのかな〜と思っていたが、この時私も彼らとともに、先生が森を放浪する時間、少女が死に向かっていく時間の一分一秒を刻んでいることに気づく。

まさしくこれは体験だった。(テキトー)
Mayang

Mayangの感想・評価

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一言で感想を言うと、「分からない」。
「先生」の語り部は最初の部分に繋がる。しかし窓を塞いだ先生、そのあと女の子と会って病院に運ばれる。女の子と会う前、買い出し前の外の風景、いつ窓から板をとったのだろう。

とても変なところを気にしているので、「そこじゃないっ!」って自分でツッコミたくなるが…

印象に残ったシーンはいくつかある。そこで感じたこと、セリフ共に多くあるが、覚えていない。まさに、別世界に飛んでいく感じ。休憩の時は、「あ、現実だ」とも感じる。

覚えてないからこそ、断片的な記憶とともにそれぞれのシーンを思い出していきたい。
ca

caの感想・評価

5.0
「全てがなぜ悲惨なのかを研究する」は本作を端的に言い当ててる 忘れられないシーンばかりだけどやはりサタン(悪魔の)タンゴのシーンの長回しは強烈で彼らの足元には蜘蛛が隣には死にゆく少女が背後には搾取しようと目論む者がいるのに真実も知らず堂々巡りを繰り返すしかないと…絶対またみたい
映画という名を借りた壮大な実験作。
体調を万全に整え、時間の流れを感じながら最後までしっかり観れば、長い上映時間の応酬が返ってきた。こんな映画体験は初めて。
第1部は牛の移動の長回しから始まり、何だよくわからない救世主っぽい人、今にも死にそうなデブおじさん先生が酒を買いに行くのを追い続け、これがあと6時間ちょい続くのか...と不安だったけど、同じ時間軸を違う視点から映される第2部からはカメラの動きや時間の流れにグッと引き込まれて、第3部でイリミアーシュを始め登場人物の内面が掘り下げられ、このサタンタンゴ”悪魔のタンゴ”の意味を嫌でも知ることになる。
ネタバレになるから深くは言わないけど、このシーンやセリフに一体何の意味が...と思ってもそれをちゃんと時間をかけて回収していくのが凄い。
1日なんて24時間もあるんだからその約1/3一気に消費したからってぶつぶつ文句言うな。
黒沢清監督ならば115分の映画になりそうな物語が、ひとつひとつのシーンに絵画鑑賞的🖼余韻効果を与える長回しを施し、少しはどうしても眠ってしまうものの、退屈する訳では決してない思わず見入ってしまうシーンがそこら中にある魅力の多い438分であった。
口のうまい奴らが調子のいい理屈を弄して大衆から財産を集めて、人々の期待に反して滅茶苦茶な結果をもたらす。
根源的不条理を描いたこの物語の原作はおそらく社会主義体制への嫌気から始まり形になったのだろうが、今の日本でこの映画を観ると何かと乱暴な府知事や市長、狼藉しまくりの内閣を連想してしまい酒を飲みたくなる。
この言葉良いなと思いながら見ていても思い返そうとすると夢だったかのようにその言葉がでてこず、長さゆえのことなのか。

腰はやられ、お尻も痛し、首はもげる。

夢のような体験よ。
iggy

iggyの感想・評価

4.5
ひたすら長い
おまけにアングルだけ変えて同じシーンが繰り返されるし!
まず前振り的な4時間30分のパートに感覚が麻痺してくる。人の背中見せられ過ぎてそれだけで引き摺られます。
そして本編ともとらえられる2時間ほど
こちらはストーリーの動きがあるため比較的あっさりまともに進みます。この感覚もその前の4時間半でこの作品の時間感覚に飲み込まれたせいだと思いますがまともな感覚で観させてもらえなくなった末路。やはりこの感覚での判断以外作られた概念で自分には関係無いとしか思えなくなってます。
そして最終章!
今までの6時間以上を葬り去るかのような虚無な一時間。ここにやられました。
まるで必要な情報を無視した余韻だけを目指したエンドロール!
全編を貫く空虚さといいこれだけ長いのにばら蒔かれた事象が全く着地してないキチガイっぷり。
暫く引き摺ります。
観賞から3〜4週間経ちますが未だに引き摺られてます。
yumi

yumiの感想・評価

3.8
元町映画館にて鑑賞。
休憩挟むから3部に分けて上映してたけど、見事に全部1回は寝てしまった(笑)

観ても観なくても後悔するなら観てしまおうと思って観た映画。
まぁ凄い。
としか言い様がない(笑)
長回しとは知ってたけど、初っ端の放牧シーンから長いこと。
白黒かつ意味はあるんだろうけど無駄にびびりな私には変にズームとか変に静止とかされるとシンプルに怖かった…。
私的1番の謎は酒場で皆狂うシーンでのシュミット、パン付けてるの?ってくらい額から落ちなさすぎて、でも叩かれたら落ちるし何事?!という疑問がシンプルに気になった(笑)

私の生まれ年に見事なクロスストーリーのような、まぁとんでもない映画を生み出したタル·ベーラ監督に拍手を送りたい映画でした!!
rie

rieの感想・評価

4.3
7時間18分。
一生に一回くらいは観ていいんじゃないかなと
思う作品。

モノクロ映像が美しく長回しに魅入って
しまった。

あまり派手な展開がないのだけど、
淡々と登場人物の生活を追っているので、
ドキュメンタリーなのかと思ってしまう
リアルさを感じる時があって、
長雨のシーンなど匂いまで伝わって
きそうな気がした。

なんでもない村人たちの
それぞれの表情が印象的。

なんだか、写真の展覧会へ行った
時のように、ワンシーンワンシーンを
じっくり観て、そこに写っているものを
味わうみたいな。
そんな感じの映画でした。