サタンタンゴの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

上映館(3館)

「サタンタンゴ」に投稿された感想・評価

【拷問だった映画】
最後まで自分には合わなかった😢

人生初の7時間18分上映に挑戦したんですが、もはや何を映したいのか…理解不能な"超絶長回し"の連続に完全ノックアウト😫💦ずっと、早く終われ~と思っていました(ここまでダメなの珍しいんですが)。

これ、修行、苦行?
休憩は2回あるけど、鑑賞中の約7時間は物も食べられないからプチ断食気分😅!?

僕には拷問でしかなかった…

〈なぜカットしないの?〉
際限なく流れ続ける映像。人物が画面から消えても、物語が終わっても、据え置きカメラのように長々と撮り続けられます。

そのモノクロ映像は、時に美しく構図も計算されていて、思わず目を見張る瞬間もありました(暴風の中を突き進む場面など)。

止むことのない雨、黒ずんだぬかるみ、雨にずぶ濡れになりながら移動する村人たち、画面を素通りする様々な動物たち…視点の定まらない記録映画を、未編集のまま見せ続けられた気分になってしまってイライラ😠💢(絶対、未編集は違いますが)

7時間18分で全編約150カット(単純計算で、ワンカットは約3分)。未編集どころか、これは恣意的ですよね😥

時間をぶつ切りにする、映画という「作為性」に挑戦した本作の時間感覚は、私たちの日常感覚に一番近いと思います。

その意味では、リアルを追及したカサヴェテスやブレッソンのような監督たちと感性は似ているかもしれません。

敢えて時間を切り捨てないことで、観客は登場人物たちと同じ感覚を体験する。究極の体験映画と言えますね。

貪欲に全てをカメラに捉えようとする監督の眼差しが、驚異的な長回し撮影になったのかもしれません。

ただ「意味のある時間」で構成された映画に日頃慣れ親しんでいるので、長々と寝続ける人物を映されても…正直、飽きてしまいます😥(こっちまで眠くなるからヤメテ!)

途中で意識が飛んでも、長回しすぎて場面がさほど変わってない(笑)

〈殺意しかない〉
面白くなくて殺意。
猫イジメに殺意。
こっちは腹減っているのに、後半、食事している人物が出てくる度に殺意(笑)

殺意しか感じなかった…

凄く評価が良いのですが、
僕には分からんです😖
僕には合わないです😫
ごめんなさい。

だから点数はなしです。

救いは、映画館の椅子が長時間座っていても全く尻が痛くなかった(これは感動した!)。

冥土の土産に観られて良かった。
たぶん…もう観ません😢
Kamille

Kamilleの感想・評価

3.8
7時間越えで僅か150カット。
途中で意識がなくなり深い眠りにつくことも含めてタルベーラの世界観。
アダヒ

アダヒの感想・評価

5.0
真の映画体験をしました。観賞後にインド旅行で価値観変わっちゃう大学生みたいになっていたら どうしましょう?とワクワクしていたのですが、要らぬ心配でした。いつもの自分です。でも少し違う。気が遠くなる程の長回しに 文字通り気が遠くなることが何度かありましたが問題ございません。全体像は掴めます。逆に 寂れた村に自分も佇んでいるかのような没入感を味わった瞬間もありました。恐るべし小宇宙(コスモ)。徐々に身体が蝕まれていくような感覚です。隣の阿呆がスマホを何度も見るのも気にならなくなります。嘘です。やっぱりイライラしました。7時間18分だって初めから分かってるだろ馬鹿野郎。お前は何故この貴重な体験に身を委ねようとしない!? 地獄に堕ちろ!!

このレビューはネタバレを含みます

直前になってなんで自分はこんな地獄のように長い作品を観に来ちゃったんだろう帰りたいと激しい後悔に襲われたものの観始めると意外と大丈夫なもんだなあ。

土地が腐っているのか人間が腐っているのか卵が先か鶏が先かは分からないけれど、極度な長回しでタンゴのステップのように時計の針も進んだり戻ったりしながらこれを見ろと言わんばかりに空虚または猥雑な人間のアップを見せられるのはなかなか精神にくる。
少女と言う名の希望がしんだ時からこの土地に未来はないし、その希望も腐った土地と醜悪な大人たちの余波を受け、溜まった鬱憤は小動物に向けられる。覚悟はしてたし獣医師の監修のもと行われ撮影後はタル・ベーラの飼い猫になったと聞いていてもやっぱあのシーンはキツい。
自分が今わりと過疎化しつつある地に暮らしているので都会へ新天地を求めて偽の救世主について行く人達は他人事ではなく現実と切り離せないのと、映像の美しさに金と人間のヘドロみたいな描写が上書きされて見えてう〜ん…ここの高評価ほどハマらず…
尋常じゃない強風を運んでいく描写と「未来に背を向けろ!」というセリフは示唆的でとても好きだった。

アホなので、警察に村人を売ったのは何の目的なのか(警察は村人たちをどうしたいのか)と、今はない塔で男性がトルコ人が責めて来たと鐘を鳴らしていたのはなんだったのかが分からない。どなたか知ってる方いたら教えてください…
BB

BBの感想・評価

4.0
ベーラタルにとって「ヴェルクマイスター・ハーモニー」は短編だったんだろうな。
PTAは本作を観ているのだろうか。超長編小説の悠然とした流れや展開や語りをどう“映像化”するかに、敢えていつもぎこちない挑戦の仕方をするPTAにとって「サタンタンゴ」とは…。
えらく堪能した場面とえらく苦しかった場面でいっぱい。情報過多過多。すぐには整理つきそうにない。「ヴェルクマイスター・ハーモニー」で惑星の説明をするために人間を回転させるあの小宇宙(日本公開版ポスターは見事にこの宇宙の図像を描いていた)の悠かな時間の流れが「サタンタンゴ」にもある。
※今年のヤマガタでベラタルと小田香作品について考えることにする。
Iroihs

Iroihsの感想・評価

4.0
めちゃくちゃ寝た。。

ひと もの 動物 がそこに存在していて それらが関係しあって確実に時間が流れているという温度を持った体験ができる。においがしてきそう な。

ぜんぶ観れる日は来るのか。
2019-83
時間の流れが他の映画と違うので、始まってすぐ眠くなる。不可抗力で寝る。
流れに慣れてくるとどんどん吸い込まれて、音がたくさん聞こえるようになって、もう寝れなくなる。
そのものが面白いというより、面白い体験ができる。現実に戻ってきても、鐘の音が耳にこびりついてきっちりトラウマになったので二度は観ません!
動物が奔放に動き回ってるのが面白くて好きなんですが、その点でタル・ベーラの『サタンタンゴ』はファーストカットから牛パラダイス(牛パラ)で最高だったし、犬が地平線に向かって走るけど人間に怒られてしょんぼり引き返す場面などが見れて良かった。細かいゴミがたくさん付着したプードルも見れるし。映画自体めちゃくちゃ面白いし。

人や物が動くこと、動けば必ず音が出ること。映画においてはこの2つが面白さの根底にあるということを改めて痛感した。本当にこの2つだけ大切にしていれば面白くなる。まあ『サタンタンゴ』に関しては、鬼のようなテクニックの上に成立していることを忘れてはいけないけど..。とりわけ音の鮮明さについては、このクソ長い映画に対する集中力の持続に一役どころか二役も三役も買っていると思う。

第3部はほとんど寝てしまったけど、夢の中で独自に映画を作っていて、それも面白かった。
耕平

耕平の感想・評価

4.8
最初の2時間が『巨匠とマルガリータ』、中盤が『カラマーゾフの兄弟』、最後の三時間が『ツイン・ピークス The Return』。二度のインタールードを挟んだ、至福の8時間。

とにかく長回しで、人が歩くさまをバックショットで長回しに撮り続ける。強烈な風、止まない雨、無言で歩くだけのショットがなぜこうも完璧に美しいのか。この背後からのショットが、ラストで「先生」が鐘を見に歩く真正面のショットで反転されるとき、ただならぬ緊張感を作ることに成功する。

大満足で最高なのだが、帰宅してパンフレットや海外記事等を読み、「やべえ、全然わかってなかった…」という設定が多すぎたので、反省。とくに以下の二つ

・イリミアーシュとペトロナは、何も悪魔的な人間ゆえに当局に出頭を命じられているのではなく、労働忌避者であるから。そんな彼らに警視は、スパイ網を組織することを持ちかける。「イリミアーシュの蜘蛛の巣」とはこのこと。(つまり、イリミアーシュは結局のところ体制の犬となるわけだが、爆薬を探し求めるシーンゆえに、これがなかなか鑑賞者に受け入れられない。僕はそうでした)

・公開は1994年の冷戦崩壊後だが、映画舞台は1980年なので、冒頭の「一年分の稼ぎ」とは計画経済/集合農業で得た金であり、新たなコミュニティ建設は、ヒッピーめいた理想とは無縁(これをイリミアーシュが偽預言者として利用する)

は、完全に読み違えていた。なんか、思ったよりもしっかり旧共産主義圏の映画だったんだな、という印象。しかしこれほど世界に広く読まれているのは、その政治性ではなく悪魔的な雰囲気を纏った美学ゆえだろう。なんだかちょっと、ドストエフスキー『悪霊』の受容のされ方と似ている。
カットのタイミングが気持ち良かったから、本気出せばタルベーラこの映画を3時間に出来ると思う。