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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のSAVのレビュー・感想・評価

3.9
唄がとても良いフォーク映画です。映像も話の展開も切なくてやるせない。あと猫が可愛い。
これの前に観た「仁義なき戦い」とそんなに時代変わらないのに、NYってのはオシャレですな。「キャロル」よりやさぐれたNYとシカゴが堪能できます。

つげ義春「無能の人」とか狩撫麻礼「ボーダー」とか80年代の日本にもダメ男の名作はありますが、1961年のルーウィンのが断然スタイリッシュなダメ男です。
20年経ってもこの差!NYと東京のこの差!圧倒的差!ざわざわ…ざわざわ…

ただ日本のダメ男のがチマチマしてて落ち着きますね。

あと、もの凄いどうでもいい感想ですが、
インサイドにもデイヴィスにも濁点があるのでルーウィンにも濁点が欲しいと思って中々物語に集中できなかった。
「インサイド・ルーヴィン・デイヴィス」ってタイトルなら4.2点だったと思います。
もしくは「インサイト・ルーウィン・テイウィス」
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