ベニギツネ

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌のベニギツネのレビュー・感想・評価

4.3
Netfrixにあったから再視聴。
ブリティッシュ・インヴェイジョン前夜、1961年のニューヨークが舞台。
時代背景的にも、ケルアックやブコウスキーを彷彿とさせる"詰んでる男"の一週間を描いたビートニクな映画。
少し煙ったような質感の映像で、当時の空気を想像させてくれる。
かなり悲惨な状況なのに、猫がウロウロしてたり、コーエン兄弟特有のユルい演出を交えて進んでくから、悲壮感が漂ってなくて楽に観れる。
やけに出演者が豪華なのも魅力。
オスカー・アイザックが少しづつデヴェンドラ・バンハートに見えてくる。
ブルネットにロングの新鮮な印象のキャリー・マリガンの物言いが容赦なくてステキ。
爆音上映会でゴロゴロしながら観てみたい。