インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌の作品情報・感想・評価

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌2013年製作の映画)

Inside Llewyn Davis

上映日:2014年05月30日

製作国:

上映時間:104分

3.6

あらすじ

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」に投稿された感想・評価

yoruichi

yoruichiの感想・評価

3.6
クズの負け犬なミュージシャン。誘いの話があっても 自分を曲げないプライドを持つ。自分の部屋も無い程 金欠なのに。彼の何も起こらず 何も変わらない一週間ほど話。カラーなのにモノクロな雰囲気とレコードを聴きながら まったりしてるような雰囲気が心地よい。プラス 喋らないはずの猫が多くを語る愛らしさ。ドライブとは 全く違うタイプを演じるオスカー・アイザックのカメレオンぷりも最高。
Sobchak

Sobchakの感想・評価

4.1
If it was never new, and it never gets old, then it’s a folk song.
Kyoshin

Kyoshinの感想・評価

4.0
ちょくちょく笑わせにくるうまくいかない映画。猫抱いて街行くシーンがとても良い。あとやたら口の悪い美女。
音楽がいい。フィルターのかかったような映像もいい。映画はとても私好み。ただ、現実的過ぎるというか、生々しい。
自伝小説を元に作っているらしいので、ノンフィクションとまではいかないまでも、60年代当時の空気感は反映されているのだろう。そのかいもあり、ノンフィクションと遜色のない登場人物やそのエピソードが良い意味でエグく仕上がっている。
yahhotaka

yahhotakaの感想・評価

3.9
猫だ、猫なんだね。

このルーウィン・ディイヴィスの心の動きを表しているのは・・・

ひょんなことから猫を片手に彷徨う。

逃げ出す猫、突然目の前に現れる猫(ユリシーズとは違う似た猫だったが)

車で轢いてしまい、怪我をさせ、びっこを引きながら草むらへ逃げ込む猫をじっと見つめるルーウィン。

車の中に置き去りにし、自分だけ逃げ出すルーウィン、その時の猫のまなざし、ついて行こうか、連れて行ってと

思っている様な動き。

最後は飼われてた家に自ら戻ってきたユリシーズ。

すべてはこの猫がキモの様な気がする。

キャストもすばらしい、特にオスカー・アイザックの歌声にはうっとり。

フォークソング創世記の時代、ボブ・ディランが登場するだとか、、デイブ・バン・ロンクの生涯がベースにあるだとか、

いろいろ言われてるようだけどそれも含めて、夢を追い続け、断念せざるを得ず、彷徨ったすべての人たちへの琴線に触れる作品と思う。
abe

abeの感想・評価

-
コーエン兄弟の映画宗教とか神話とかが元になってたりしてるから映画評論聞くとより楽しめる。キャリー・マリガンが綺麗すぎる!
ジーハ

ジーハの感想・評価

3.4
てんしょく【天職】
天から授かったつとめ。
自分の生まれつきの性質に合った職業。

てきしょく【適職】
その人に適した職

2つの言葉が、見終わったあと、なぜか頭をよぎった。ルーヴィンにとって音楽はどっちなんだろう。

音楽から突き放されそうになっても、必ずまたステージに上がりたくなってしまう。音楽を愛して止まないルーウィン。でもたぶん人としては絶対アウト!ストーリーの初めと最後は彼のルーティンワークなのか(笑)
でもそんなアウトなルーウィンが少し愛しくも思えた。
LESLIE

LESLIEの感想・評価

3.9
オスカーアイザックの歌がよかった
餡子

餡子の感想・評価

-
キャリーマリガンの罵倒◎
カツマ

カツマの感想・評価

3.8
今年のフジロックフェスティバル3日目。フォークの神様と呼ばれる男をこの目で確かに見た。その男の名はボブ・ディラン。もうギターも弾かない、アレンジもフォークとは思えぬほどに複雑、それでも彼はフォークシンガーだった。
そんな今や生ける伝説になった男に影響を与えたフォークシンガーがいた。その人物の名はデイヴ・ヴァン・ロンク。そう、この物語の媒体となった自伝を残した男、彼こそがルーウィン・デイヴィスのモデルとなったシンガーなのだろう。

デイヴの自伝から構想を得て、間違いなく相当ディープな音楽マニアであろうコーエン兄弟が、60年代当時のフォークシーンを題材にした作品を作り上げた。
フォークシーンの都NYグリニッチヴィレッジを舞台に、当時はまだマイノリティだった音楽シーンが少しずつ浮き上がって行く姿と、人生の迷路で彷徨うある男の一週間を対比させながら、象徴的かつ暗示的な描写を盛りだくさんにしてお届けする。猫の存在はその代表的な例であり、コーエン兄弟のストーリーテリングの上手さ(脚本の巧みさ)をも同時に感じさせてくれた。

〜あらすじ〜

ときは1961年、ニューヨークのグリニッチヴィレッジにて。1人のフォークシンガーがステージ上でスポットライトを浴びながら弾き語りをしていた。彼の名はルーウィン・デイヴィス。彼はステージから降りた直後、前日荒れ放題で客にヤジを飛ばした報復を受け、暴漢に襲われる。
そして朝。ルーウィンは友人の家で目覚める。行くあても無い彼はその夜も友人宅に泊めてもらい、その日暮らしを何とか凌いでいた。だが、ひょんなことからその友人の猫と行動を共にすることとなり、今度は女友達のジーンの元へと身を寄せる。ジーンは自堕落で適当な彼に心底うんざりしており、果てしなく暴言を吐き捨て続けるも、最後には『実は妊娠した』とルーウィンに告げるのであった。

何と言っても主演のオスカー・アイザックの歌の上手さは特筆すべきだろう。フィンガーピッキングも恐らく自分で弾いているであろうリアルな弾き語りで、この映画を音楽の世界へと一気に引きずり込んでくれる。ジャスティン・ティンバーレイクやアダム・ドライバーが当時のミュージシャンさながらの姿で登場するところも萌え要素で(3人のトリオ演奏はかなり面白い笑)、細かいところまでディテールの凝った作りはとてもコーエン兄弟っぽかった。

この映画はルーウィンが何もかも上手くいかないせいもあり、全体的に暗鬱とした雰囲気を持っている。その闇はいつまでも開ける気配は無く、希望も見えそうにない。だがそれでも、ドン底まで堕ちた人間の底力めいたしぶとさを感じることができるドラマでもあった。
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