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子宮に沈めるのmikiのレビュー・感想・評価

子宮に沈める(2013年製作の映画)
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実際にあった事件を基につくられた作品。
(調べてみると、実際の事件はもっと残酷。)

存在は知りつつも、あらすじを読むだけで全く観る気になれず避けていた。だけど、最近よくこういう事件をニュースで見るから、観てみようかなと…

上手く言葉にできないし、スコアは付けられない。一生この作品は観ないし、観れない。

最初はこの事件に対して怒りの感情の方が強かったけど、観終わった後は悲しみの方が強くなった。
お母さんも孤独だったのかもしれないけど、1番孤独なのは子ども達だったと思う。どんなお母さんでもあの姉弟にとっては大切なお母さんで、帰りをずっと待ち続けているのをみると心が痛くなった。

「何故こんな幼い子どもを置き去りにしたんだ!」と思う一方で、母親に怒りを向けたところで事件はなくならないし解決しないと思うと、どう考えれば良いのかが分からなくなる。

家庭も、正常な精神も、尊いはずの命も、何もかも脆すぎて……頭が真っ白。しばらく言葉を失ってしまう作品です。
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