【これはアンドレイ・”タルコフスキー”の物語】
劇中でロシアからイタリアへとやって来たアンドレイとは、後にイタリアへ亡命する事となるタルコフスキー自身だ。
劇中のアンドレイも亡命をする為にイタリアへ訪れた。
運転手にもう暫く残る事を伝えると「そうなると思った」と言われる。以前にも同じような事があったかのように。 きっと彼は運転手として様々な亡命人の人生を紡いできたのだろう。
ドメニコとサスノフスキーは自身の投影である。ドメニコは家族への自負の念、サスノフスキーはロシア帰国後の自殺という人生の末路。
イタリアに移るに辺り、これから出る影響を彼らから学んでいたのである。
2022's 184th
〜スコアの目安〜
★ - :鑑賞途中
★3.0:面白くない
★3.7:まあまあ面白い
★4.0:面白い
★4.3:めちゃ面白い
★5.0:好き