ゆき

ノスタルジアのゆきのレビュー・感想・評価

ノスタルジア(1983年製作の映画)
4.3
退屈で、哲学的で、詩的で。
人の視線の先を見つけるような感覚。
自分は思ってたより好き。初っぱなの濃霧、画は絵画ですね。鋭い感性と美意識、哲学。

モノクロ→カラーの変わり目もわからない程、違和感なし。カラーもぼわーっとしていて、白黒に近い色調。
全てはゆったり…というか、余韻を感じながら進んでいく展開なので、時々、無音のドキュメンタリーを観ているかのような感覚になる。

話はチンプンカンプン?だけど、漂う雰囲気、世界観を楽しむだけで充分。
「野いちご」のイングマール・ベルイマン監督やスペイン映「マルメロの陽光」に共通するものあり。
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