うみぼうず

グランド・ブダペスト・ホテルのうみぼうずのレビュー・感想・評価

4.0
ウェス・アンダーソン監督作品は初鑑賞、めちゃくちゃおもしろかった。この作品、10万クリップもされているんですね、全然知らなかった…。

画面が緻密に計算されているんだろうなぁという構成。もう映るもの全てがオシャレで絵になる。一見するとバカバカしい演出も1930年代なら有り得ると思わせる説得力は不思議。
そしてラストの落とし所がまた好み。しかも説教くさくない展開はこの作品の良さで、音楽も相まって軽やかで爽やかなラストを迎えられる。喜劇と悲劇は紙一重なんだなと。

何の知識もなく観たため出演者も知らず、ただ登場人物が豪華俳優陣過ぎて驚く。エドワート・ノートンは初見で気づかなかった…。レア・セドゥとビル・マーレイなどの使い方が贅沢。
そこかしこに三谷幸喜感を感じる。どっちが優れているとか先に確立したとかはどうでもよくて、似た系統であることは間違いないなと思う。

レイフ・ファインズという方をよく存じ上げなかったが洒脱で素敵な紳士で声もいいなと思い調べたら、名前を言ってはいけなかったんですね…。
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