ひでG

グランド・ブダペスト・ホテルのひでGのレビュー・感想・評価

2.9
完璧に間違えて借りてしまった。
「〜ホテル」というタイトルから、
ロバートアルトマン並みの群集劇か、密室推理ものと勝手に思い込んでいた。

まあ、ナレーター方式で、テンポも良く、ボンボン見ることができたけど、あんまり何にも残らない。見事なくらい残らない映画。

内容は老舗のグランドブタペストホテルがいかにして今のオーナーになったかを、老いたコンシェルジュが小説家?のジュードロウに語るというテイで話が進む。

伝説のコンシェルジュであるグスタブタがほほ主人公。

ホテル関係者やお客さんたち、それから鍵を握る一族の人々たちが、個性的に、クセがこい〜具合に描かれているので、
「あれ?ティムバートン?」て思えるようなテンポの良さとライトさがある。

ただ、一つ一つの話はどこかで聞いたことあるものばかりで、新鮮味はない。
それに逃げて、追って、隠して、逃げての繰り返しでバタバタしてるだけ?とも言えるなあ。

まあ、グスタフの知り合いがつなげていくところはとても面白かった。

バタバタしてても、ライト過ぎても、ラストが決まれば、グーンと印象良くなったんだけどなあ、尻すぼみでそれも、残念💧
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