完璧に間違えて借りてしまった。
「〜ホテル」というタイトルから、
ロバートアルトマン並みの群集劇か、密室推理ものと勝手に思い込んでいた。
まあ、ナレーター方式で、テンポも良く、ボンボン見ることができたけど、あんまり何にも残らない。見事なくらい残らない映画。
内容は老舗のグランドブタペストホテルがいかにして今のオーナーになったかを、老いたコンシェルジュが小説家?のジュードロウに語るというテイで話が進む。
伝説のコンシェルジュであるグスタブタがほほ主人公。
ホテル関係者やお客さんたち、それから鍵を握る一族の人々たちが、個性的に、クセがこい〜具合に描かれているので、
「あれ?ティムバートン?」て思えるようなテンポの良さとライトさがある。
ただ、一つ一つの話はどこかで聞いたことあるものばかりで、新鮮味はない。
それに逃げて、追って、隠して、逃げての繰り返しでバタバタしてるだけ?とも言えるなあ。
まあ、グスタフの知り合いがつなげていくところはとても面白かった。
バタバタしてても、ライト過ぎても、ラストが決まれば、グーンと印象良くなったんだけどなあ、尻すぼみでそれも、残念💧