たとえ老い先短くとも、今はこの浮世を享受しようではないか…
ウェス・アンダーソン監督の、オシャレで少しブラックなアカデミー賞ドラマ。
◎ストーリー
東ヨーロッパのスブロフカ国。その国の中にグランドブダペストホテルという壮麗なホテルが建っていた。なぜか一人ものが屯するここに、今日もしがない作家がそのホテルを訪れる…
「ファンタスティックMr.フォックス」が個人的に面白くなかったんやけど、今作は雰囲気似つつもかなり楽しめた!小気味好くオシャレにチャプター分けされてるのとか、ちょっと古臭い映像など、現代の映画とは思わせないテイストがなんとも良い( ^ω^ )
もっとコメディ色強いんかと思いきや、なかなかドラマやサスペンス調で、適度なドキドキ感とクスッと笑える演出がとてもよく効いていた。
登場人物は個性的かつ有名キャストのオンパレード( ^ω^ )超ちょい役のレア・セドゥ!シアーシャ・ローナンの綺麗さよ。
どこか含みのあるいいセリフがなんとも。世の儚さを終始シャレオツに描いた、アカデミー賞納得の傑作。この監督の作品を観ていくきっかけとしてもおススメかも。