グランド・ブダペスト・ホテルのネタバレレビュー・内容・結末

グランド・ブダペスト・ホテル2014年製作の映画)

The Grand Budapest Hotel

上映日:2014年06月06日

製作国:

上映時間:100分

3.8

あらすじ

1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、彼の人生は一夜にして変わる―― 長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、貴重なルネッサンス時代の絵画と莫大な遺産争いに巻き込まれたのだ。ベルボーイのゼロとともにコン…

1932年、格式高いグランド・ブダペスト・ホテルには、“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hがいた。究極のおもてなしを信条とする彼は、宿泊のマダムたちの夜のお相手もこなし、多くの客が、彼を目当てにホテルを訪れる。しかし、彼の人生は一夜にして変わる―― 長年懇意にしていた“マダムD”が殺され、貴重なルネッサンス時代の絵画と莫大な遺産争いに巻き込まれたのだ。ベルボーイのゼロとともにコンシェルジュ・ネットワークを駆使するグスタヴは、誇りをかけて謎を解き、ホテルの威信を守ろうと大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る!

「グランド・ブダペスト・ホテル」に投稿されたネタバレ・内容・結末

おとぎ話的な情緒の世界がよかった。

立方体を連想させる(?)構図の動きが犬ヶ島にも出てる(ウェスアンダーソンの鑑賞二作品目)。淡々としていて速い語り口。時系列の使い方。「口説かないでよ」
うまく言葉に出来ないけど好きです
自分の好きなものや幻想を極限まで突き詰めてる人なんだろなぁ
病的に均整の取れた絵面とか狂ってると思う(褒め言葉)
世界観が可愛らしい、オシャレ映画。ブラックユーモア溢れるミステリーって感じかな。やってることとか結構残虐なんだけど(笑)セリフや絵面がコミカルかつオシャレで、あんまり深刻に見せないあたり、なかなか見やすかった。ストーリーはいたって凡庸。世界観が一番特徴の映画でした。
好き!なんで早く見なかったのか
このヨーロッパのレトロな感じ、カラーリング、小物などの演出、スピード感、音楽どこをとっても可愛い……ゼロとアガサも可愛い。
そして素敵なおじ様の秘密結社…つぼついてくるーー
パッと色々死ぬんだけどくすっと笑えるブラックユーモアと心温まるところとがテンポよく見られました
とにかく雰囲気がツボ。鍵の秘密結社詳しく知りたい🗝
ホテルの色合いの美しさとたまにミニチュアを見ているような映像と、あとエイドリアンブロディ…顔が美しい…
最初はこの映画の世界に入り込むのに少々時間がかかったが、気づいたらあっという間に時間が経っていた。

テンポがよく、ずーっと綺麗な画を見れた。

最後は泣いた。義理と人情に溢れるひとたち。師弟愛、同じ仕事をしているもの達同士の信頼感がコミカルに描かれていたと思う。
とても綺麗な色合いと、お菓子細工みたいな可愛らしさが洒落ている。あと、画面のシンメトリック具合が、やり過ぎじゃない?ってくらい、すべてがシンメトリック。気になり始めたら「うわ、ここも。ここも!?」って驚く。「ウェス・アンダーソンってプライベートでも、そうなんだろうな。自宅の台所に調味料を均等なスペースを空けて置いてそうだよね」と考えるレベル。
カメラの動きが平行や直角にめっちゃ動いたりして、映像の作り込み具合が凄い独特。あと、テンポが良い。雪山の家あたりから、ドライヴして加速するのが楽しい。

そんな可愛らしくて楽しい映画ではあるのに、確実に戦争の闇が追いかけてくる。「文化」が花開いた時代にはありえないことも起こってしまう。「文化」に頼ってるのは甘い、という悲惨な現実が所々顔を出す。

ラストの字幕のシュテファン・ツヴァイクって誰なんだろう、ってことでネットで探すと、『マリーアントワネット』を書いた人だ。そして、すごい生涯だ。この人の立ち位置らグスタヴの立ち位置に近いね!
現代の少女が読む今は亡き作家の聞いた没落したホテルのオーナーの語る最盛期の名コンシェルジュの冒険/古くて新しい。

ひと昔前の映画を観るときのあの感じが巧妙に再現されている。シンメトリーな構図や、わざと粗い特撮。物語の伝承性を大胆に作品構造に落とし込んでいる。この入れ子構造に対応するのがアスペクト比。その手際が清新だ。



旧ルッツ墓地。作家の首像の前で、少女は本を読む。

1985。書斎で作家は語る。

1968。グランド・ブダペスト・ホテルに宿泊中、老オーナー・ゼロに聞いた物語。

1932。東欧随一の盛況を誇るホテル。名コンシェルジュ・グスタヴは、もう二度と出会えない予感がすると訴えるマダムDを丁重に送り返す。横にいた新人ベルボーイ・ゼロが天涯孤独の移民と知り自ら教育をつける。教養が先走るところはあるものの、薫陶を受けたゼロは充実した日々を送り、街で菓子店メンデルの少女アガサと出会う(その話はしたくない)。

マダムDの訃報に触れ、グスタヴはゼロを伴い彼女の豪邸へ。国境を越える際、軍の査察で移民のゼロは拘束されそうになるが、高官ヘンケルスがグランド・ブダペストを訪れた際の恩義にめいじ放す。遺言執行人コヴァックスは死の間際の遺言により、グスタヴへホイトル作「少年と林檎」を譲るという。長男ドミトリーは猛反発するが、グスタヴとゼロは執事セルジュとメイドの助けを借りて盗み出してしまう。帰りの電車でグスタヴはゼロを自身の単独相続人にするよう誓約する。

グランド・ブダペスト・ホテルにヘンケルスたちが現れ、マダム殺害の疑いでグスタヴを逮捕。19刑務所にメンデルの土産持ちで訪れたゼロは、グスタヴを犯人だと名指ししたのはセルジュで、コヴァックスも冤罪の可能性を理解しているという。グスタヴは強がり、ホテルの気位の維持を厳命する。グスタヴは仲良くなったピンキーたちと脱獄計画を立て、メンデルに目をつける。

アガサの話が挿入される。アガサは気の強い少女で、グスタヴに紹介すると即口説くほどだった。アガサは歌詞に脱獄道具を仕込む。ゼロはアガサに名画を隠した金庫の番号を託す。

ドミトリーは探偵ジョプリングを暗躍させ、関係者を殺害していく。セルジュの姉は脅され、コヴァックスも殺されてしまう。

脱獄当日。なんとか脱獄を成功させた一同は三々五々、ゼロと合流したグスタヴは電話をする。ホテルコンシェルジュで構成された鍵の秘密結社の助けを得るためだ。彼らは雪山の頂上にある教会の懺悔室でセルジュと接触。死の間際に書いた遺言書は2通あり、2通目の写しがどこかにあると言い差してセルジュは殺される。スキーで立ち去るジョプリングをそりで追いかけ、崖際で突き落とす。ヘンケルスが現れるが、なんとか逃げ出す。

グランド・ブダペスト・ホテルにアガサが名画を回収しに現れるがドミトリーと鉢合わせに。駆けつけたゼロは彼女を救う途中、名画の裏に隠された2通目の遺言を見つける。そこには自分が殺害された場合、グスタヴへすべての財産を相続すると書かれていた。

アガサはその2年後、息子とともにプロイセン風邪で死んでしまう。そしてグスタヴは(白黒になる)、ファシストによる占領21日後、ルッツへ向かう電車の中占領軍の検問に引っかかったゼロを庇い、銃殺される。

1968。全てを相続したゼロは語り終える。社会主義政権が国有化を進める中、彼は財産をはたきボロホテルを買い取っていた。作家は尋ねる。それはグスタヴとの消え去った日々のためかと。ゼロはただアガサとの思い出のためと答える。

作家は語り終える。

少女は本を閉じる。
早口でサクサクとテンポよく進んでいく。
シーンひとつひとつが絵画のようで見応えがあった。

血なまぐさい時代を物ともせず優雅に生きる紳士の姿は、単純にみていて清々しかったな。
ピンチのときに一々詩を朗読するのも笑
はよ逃げい〜!!

それにしても、84歳の老女を抱いておいて
「She was dynamite in the sack.」はもうどう反応していいか……笑
日本の老人達もこれくらい元気なら(?)うーん…
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