のんchan

おじいちゃんの里帰りののんchanのレビュー・感想・評価

おじいちゃんの里帰り(2011年製作の映画)
3.6
日本人には馴染みが薄い、西洋の陸続きでの文化の違いやそれぞれの国民性をコメディタッチで解り易く伝えるハートフルなヒューマンドラマです💫

1950年代からドイツ🇩🇪は労働力を他国へ求めていた。陸続きの国の労働者は仕事を求めてドイツへ渡った。

主人公のフセイン・イルマズは1960年代半ばにトルコ🇹🇷からドイツに移住し、必死に働き続け、家族も増え家も買った。
気付けば45年もの間、故郷に帰っておらず、フセインは70代を迎えたある日、とうとうドイツ国籍を取得した。妻はパスポートを喜ぶが、フセインは心はトルコ人だと浮かない顔付き。

子供は3男1女で孫にも囲まれて、イルマズ家は大所帯になり幸せに暮らしていた。
大人になってもいがみ合っている長男ヴェリと次男モハメド。長女の娘チャナンは大学生。恋人の存在を内緒にしていたが妊娠してしまう。三男の息子チェンクは6歳。トルコ人の父とドイツ人の母を持つために自分がどこの国の人間なのか頭を悩ませている。学校でも立場が狭くなんか子供ながらに納得が行かない。
それぞれ様々な思いを抱える家族たち。

ある日、フセインは「トルコに家を買った。休暇用の別荘だ。家族皆で故郷の村へ行こう」と言い出す。皆は気乗りせず嫌々ながらも全員で3000キロも離れたトルコの村へ向け出発する…


ドイツ入国ゲスト労働者100万1人目がフセインだった為、祝賀パーティーに招待され、メルケル首相(本人登場)の前でスピーチをするようにと依頼の手紙が届いていた。
そんな矢先に...フセインは...
当日、孫息子のチェンクがドイツ語でしっかり代弁スピーチを熟す。それがまた可愛くて拍手👏👏👏
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