鍋レモン

ランズエンド -闇の孤島-の鍋レモンのレビュー・感想・評価

ランズエンド -闇の孤島-(2012年製作の映画)
2.9
⚪概要とあらすじ
少女殺害事件の捜査中に罪を犯してしまった刑事の苦悩を描いたサスペンスミステリー。

ランカシャーの刑事ジョー(ポール・ベタニー)とクリシー(スティーヴン・グレアム)の兄弟は、元刑事だった父(ブライアン・コックス)と同じ道を歩もうとするあまり、ある恐ろしい犯罪を犯してしまう。同僚ロバート(マーク・ストロング)に発覚するのを恐れる二人は、罪の意識とパラノイアに苛まされていく...。

⚪セリフ
「我々は時に怒りを情熱と勘違いするものだ」

⚪感想
映像、音楽、内容が暗く嫌な空気、どんよりした苛立ちや恐怖、不安、孤独が纒わりついた。

全然関係ないけどワンピースを実写化したらドブラミンゴ役はポール・ベタニーだと思ってる。
マーベルシリーズでのJ.A.R.V.I.S.やヴィジョンのイメージが強かったけどこういうシリアスな気迫と緊張感がある役もぴったり。
難しい役どころだけど罪悪感に押し潰れそうな複雑な表情が凄く良かった。

マーク・ストロングもキングスマンシリーズのマーリンというイメージ強かったけどこういう役も素敵。主人公のジョーが犯人だとほぼほぼ分かってたよねたぶん。

主人公の弟と認知症のお父さんが事件のことを言ってしまうのではないかというハラハラ感があった。
主人公が見る幻覚が現実に溶け込んでいてこっちもドキドキしてしまった。

結局こういう悪いことは隠そうとしてもバレてしまうものだと思う。
なにが善でなにが悪なのか。決めつけもよくないって思った。

物凄く暗い映画。



⚪以下ネタバレ



ラストは主人公の父親が身代わり出頭したけど、分かっててって事だよね?認知症なのにそこは理解できたってところと、結局は父親がやってきたことが巡り巡ってこういう結果を生み出したのではと思ったのでちょっとモヤモヤ。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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