明石です

クラッシュの明石ですのレビュー・感想・評価

クラッシュ(1996年製作の映画)
4.8
車の衝突事故で性的快感を得る、というか車の衝突でしか「イケ」なくなってしまった男女を襲う悲劇の物語。老いも若いもホモ(セクシュアル)もレズ(ビアン)も関係ない、衝突事故への性欲で結ばれる者たち。超変態版『クリスティーン』ですね笑。正面衝突し運転席にいた夫が死んだ瞬間、方乳を丸出しにして自分で揉みまくるヒロインを映した序盤のシーンからずっと意味不明だったけど面白かった笑。理解させないのに飽きさせない、さすがはクローネンバーグ作品。映画において隅々まで理解することは必ずしも不可欠ではないと教えてくれる。ジャズと同じですね。

——好きな台詞
「ジェームズ・ディーンは事故で首の骨を折って永遠の生を得た」
明石です

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