環境破壊をテーマにしたこの映画は、制作にも携わっている主人公演じるブリット マーリングが仲間と共に世界を旅した経験がソースになっているそうです。
大学で経済学を学び、ゴールドマン サックスでインターンの経験もあるというブリット マーリング。
その後、業界には進まず映画の世界という誰かに伝える立場を選択した事に彼女の想いを感じます。
主人公を演じた彼女は、社会の流れを作っている人達と、その流れに違和感を感じ革命を起こそうとする人達との間の立ち位置にいます。
彼女をその立ち位置に置く事で、観る側の私達も彼女と同じ目線でストーリーを追うことになり、どんな結果を選択するのが良いのか考えさせるような作りになっていると感じました。
主人公は自分の立場から問題に向き合うというラストになりますが、"貴方ならどう向き合いますか？"と問題提起されているようにも感じるラストになっていて素晴らしい作品だと思いました。
NetflixのドラマOA（こちらもブリット マーリングが制作に携わり主人公も演じています。）でも、自分自身の現在の現状に違和感を感じている人達がストーリーを展開していく作りになっていて、今回の映画との共通点を感じました。
