めるしなさん

アイ・ウェイウェイは謝らないのめるしなさんのレビュー・感想・評価

4.5
人間にとって一番大事な保障されないといけないことが、内心の自由と、それを表現する自由だと思う。表現する権利。
そして、表現者たる彼らは使命感を持ち、責任を感じている。
アイウェイウェイはそういう意味で非常にジャーナリスティック。
警鐘を鳴らし、表現の自由を求めて、大きなものと戦っている。
この映画は、アイウェイウェイという芸術家のドキュメンタリーを通して、中国という大国の抱える問題を浮き彫りにしている。いわば、中国政府に迫るドキュメンタリーでもあるんだろうな、と。

ネットの普及は市民に力を与えたんだな、とアラブの春のときにも思ったけど、アイウェイウェイは非常にうまくネットを活用してると感じました。

中国は目に見えるかたちで弾圧をしているけど、日本はどうなのだろうか。
のほほんとした国民性とは合わないのかもしれないけれど、
ひとりひとりがジャーナリスティックな視点、そもそもの関心というものを持って、日々のニュースを眺められるようになれば、と思っています。
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