すずき

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのすずきのレビュー・感想・評価

4.2
幼いころ、宇宙人に誘拐された地球人ピーター・クイル。成長した彼は、宇宙盗賊スター・ロードとして銀河を股にかけている。ある日、彼は所属する盗賊団から抜け駆けし、謎の宝物・オーブを持って逃亡。そのせいで彼は、盗賊団だけでなく、ある目的の為オーブを欲しがるクリー星人の王・ロナン、そしてロナンの部下の女暗殺者・ガモーラ、更には賞金稼ぎのアライグマと植物生命体ロケット、グルートにも命を狙われる。しかし、街中で暴れたピーター、ガモーラ、ロケット、グルートは揃って刑務所に入れられるはめに…。

一癖二癖あるキャラクター達の、痛快スペースアクション映画。
他のマーベル映画の世界観とは共通してるけど、「インフィニティ・ストーン」と「サノス」についてちょっと語ってるだけで、アベンジャーズ達とは繋がりはほとんど無いので(そもそも冒頭以外、地球が舞台にならない)、シリーズ無縁の人でもOK。

最初の方はなんせ知らない宇宙人の単語ばかりだし、世界観に入りこむのにちょっと戸惑うが、それ以降はダレずにノンストップで宇宙を飛び回れる。
ストーリー展開は王道で、特にラスボスとの最終決戦シーンは戦隊ヒーローもののクライマックスみたいで笑った。

しかし、これも王道っちゃあ王道なんだが、宇宙人=肌がカラフルっていう宇宙戦艦ヤマト並のレトロ感は安直じゃないか?登場宇宙人はアライグマと木以外は人型だし、未来風ネクタイ+スーツを地球と繋がりのない宇宙人が着てるのは流石にどうか。人型なのはたしかに分かりやすいけど、ジャバ・ザ・ハットみたいな人外な奴がいても良かった。

でも、別に本格SFじゃなし、スペースアクションヒーロー者だしで、問題はない!私のスコアを見ると分かる通り、マーベル映画の中でもかなり上位の出来。
あと重要なのは音楽。主人公の趣味で70~80's音楽がノリノリで流れてるのもクールだね!