KH

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのKHのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

MCUへ繋がる途方もない旅路、第10作品目。
見たことはあります。まさかこれがアベンジャーズへと繋がるとは思ってなかったので初見の時はチンプンカンプンでした。ただの単品としての作品かと、無論サノス等のキャラクターもその時は初見だったので、まぁこの先続編で大ボスが控えてるんだろうな的な印象でした。
そうゆう意味では今回の視聴に関しては多少なりともMCU過去作の予備知識があるので入り込みはバッチリでした。
今回あえて個々のキャラクターの大まかな特徴や能力しか語られていないが、その真価がむしろ今後発揮されると思うと楽しみが増える印象。
一癖も二癖もあるキャラクター達の宇宙を駆ける冒険アドベンチャーは昔好きだったカウボーイビバップ感がありそう言った部分でも見応えがある。
また特徴的だったのは使われる音楽の効果だ。全く想像もつかない大宇宙のアドベンチャーものにも関わらず、要所要所で使われてるのは70年代から80年代の楽曲。中には耳が知ってる曲も多く、
また、クイルが地球と宇宙とを無理なく連結させる為の一つの装置として機能している。
地球人ではないガモーラやグルート達も良い曲にはちゃんと反応しているのが親近感があって愛すべきキャラクターとして働いていたように思える。
またただのBGMとしてではなく歌詞をちゃんと字幕に載せるあたり、曲とストーリーがマッチしていて、ピンチな状況ですらノリノリで乗り切れるような爽快感もあり今作ほどここまで音楽を意識しているMCU作品はなかったように思う。
今作で特にお気に入りのキャラクターとしてはヨンドゥだ。
彼の武器が口笛で操作する『ヤカの矢』というものらしい。
すぐに銃をぶっ放しそうな物騒なキャラでありながら、変わった武器を使用しているのには無限の可能性を感じた。今後敵として現れるのか、また味方として現れるのかはわからないが、
再登場を希望する。
見るなら単作ではなくMCUの連作としてしっかり見ることをお薦めするが、これはこれだけでも十分に楽しめる。
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