白痴の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「白痴」に投稿された感想・評価

Kazuho

Kazuhoの感想・評価

4.0
評価;S

教員としてはこれ以上望み得ないレベルで、よくできてます。

(中略)

黒澤明くんには、ぜひドストエフスキーガンダムに乗ってもらえればと思います。





実際、素晴らしい作品だと思います。アグラーヤとムイシュキンが落ち合うベンチとその周辺の描写など完璧です。最後トランプの話があればなお良しだったなー。ムイシュキンはロゴージンに対して君もナスターシャとトランプをやったのかと異常な興奮をもって訊くのですがそれはなぜか?について話したいですねえ。やはり2時間半じゃだめなのか
坂口安吾の「白痴」かと思ったら違ったけどまぁいいやで、
2時間46分、途中脱落しないか心配で見ようか見まいか悩みましたが(勝手にしろ)、大丈夫でした。全然付いていけました。良かったです。
森雅之って俳優さんはすごいですね。ずっとあの白痴のテンションを維持しつづけるのってすごいです。相当な役作りをされたんだろうと思いました。
ずっとブレずに知的な白痴を演じきった森雅之はこれぞ役者といった感じ。

ふと、町山さんの映画塾のフォレストガンプ編を聞く気になって聞いてたら、このドストエフスキーの白痴が話しに上がるのですが、フォレストガンプっていう映画問題も相まって、白痴っていうものが果たしてフォレストガンプや今作で表現される亀田のように白痴=美しいもの(キリスト教的教え)として描かれているものを真に受けるのもちょっと怖いなと思いました。(フォレストガンプは他問題が諸々ですが)白痴に皆がただただ影響され心洗われる…の奥底に潜む何かがある気がします。
長くなるから止めとこ。
深いぞ。

見処は、第二部後半にある妙子(原節子)VS綾子(久我美子)の顔面対決!
「永遠の処女」と呼ばれていた原節子が気の強い妾の役をしているのが新鮮でした。原節子の高笑いは貴重じゃないですか。この対決、圧倒的に原節子の勝ちなのですが、本当に原節子の顔面演技すごいです。このシーンを迎えるにあたり、黒澤監督は俳優たちにどんな言葉をかけてスタートをかけたのかすごく興味があります。春日さんなんか知らんかな、調べてみよ。
Abu

Abuの感想・評価

2.8
【酔どれ天使】以降の作品の中でワースト3に入る作品です。
黒澤監督と松竹はどうもいけない。
私の中では黒澤映画は東宝でなければならないという不文律があるようです。
自分自身の視野の狭さが嫌になりますが、今回久し振りに観てみてもやっぱり面白くない。
あの他者を圧倒する迫力もビックリ箱も鳴りを潜めてしまうような作風と社風が残念です。
そういえば【醜聞】も同じ匂いがしますね。
普通に考えれば文学作品を映画化した名作ですし賞賛にあたる。
でもそれだけなんですよ。
だから名作だけどワースト3になってしまいます。
takumi

takumiの感想・評価

4.0
ドストエフスキー原作の難しい話が幾分見やすくなっており、北海道も感じ取れる作品。
marica

maricaの感想・評価

4.5
好き。全編を通して所々に泣けるシーンが多い。ヒロイン2人がすっごい勝ち気で嫉妬深くて、特に妙子は気持ち分かるなぁという部分もあったり。綾子の母の減らず口にはイライラさせられるも「でもね、あたし心の底のどこかで『よくぞ選んだ』って気もするんです」の台詞にはまた泣かされます。1回だけじゃ理解しきれないと思うので何度も繰り返し観たい作品。
由子

由子の感想・評価

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「分からないんですか この人 一目見ただけで 私を信じてくれた だから私も この人を信じるんです」
顔!顔!顔!顔!
よ

よの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今まで見てきた黒澤映画の中でも異質に感じる濃厚なドロドロ愛憎劇。っていう単純な言葉に置き換えたら失礼だろうけど。

本来の作品は4時間長の大作だったのを映画会社が無理やり短くしたらしい。
ストーリーは難解っちゅーか何を伝えたかったのか分かるような分からないような。
黒澤明のドストエフスキーへの愛が強すぎるからなのか?

ただこの映画で感動したのは「緊張感」の演出の巧みさ。
今までの映画でも(特に羅生門とかは)緊張感の演出は素晴らしかったが、この映画で痛烈に感じれた。思わず息を殺してしまう。この緊張感のお蔭で最後まで見れた。

そしてこの緊張感を生む役者陣の演技。
三船敏郎は野良犬以降、野生化が進行してるが羅生門以降に知れた演技の振り幅は素晴らしい。素晴らしいといえば、原節子の、我が青春に悔いなしでも存分に発揮されてる狂気じみた演技にも感動。そして久我美子の美しさたるや。めちゃくちゃ可愛かった。すこしオードリーヘップバーン感もある。

冒頭での「皮肉な話だが、この世の中で、まことに善良であることは白痴(バカ)に等しい」という文章が印象的。

原作であるドストエフスキーの白痴もいずれ読んでみたい。
高橋

高橋の感想・評価

3.7
原節子と三船敏郎の眼力が凄い。
全編ノーカットで観たいですわ…
モノクロの雪景色って美しい