まーしー

ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬のまーしーのレビュー・感想・評価

2.0
イギリスの諜報機関「MI7」の諜報員ジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)が、英中首脳会談の暗殺計画を阻止すべく、暗殺に必要な3つの鍵を入手しようと奔走する——。

『007』シリーズのパロディ映画。ボンドカーやQの秘密道具を連想させる場面もチラホラ。
しかし、思いのほか硬派なスパイ映画で、個人的には期待外れ。「Mr.ビーン」ことローワン・アトキンソンらしいおバカ要素がもっと欲しかった。
確かに、ジョニーvs老婆の殺し屋の対決、ジョニーのヘリ操縦、ジョニーの高速車いす移動など、ところどころで笑わせてくれる。が、こうした笑いのポイントは限定的。
本家と同じく、暗殺計画の黒幕を暴く内容がメインとなっていた。

世界を股にかけ、海や雪山へと舞台が次々に変わっていくところも本家同様。雪山からパラシュートを付けてダイブするシーンも用意されており、マジメにお金をかけて制作されたパロディ映画と言えるだろう。
もっと評価すべき作品のような気もするが、ジョニーの振り切れ方に物足りなさを感じてしまったので、このスコアで。

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ジョニーさん、お付き合いいただきありがとうございました。
作品をセレクトいただいたのに、ダメ出しをしてごめんなさい。
この作品のジョニーは、ジョニーさんと重なりました。どちらもおチャラけているようで、根は良い人。