この作品が公開された1990年代後半〜2000年代頭辺りって、若い女性監督ブームがあったような…
新藤風監督の1作目のこの作品、すごく好きです
20代前半の女の子が二人でルームシェアしていて、一人はもう一人の女の子が好きな同性愛者。
好かれてる方の子はそれを知っていて、レズの子を受け入れるような素振りを見せつつ男と付き合ったりする奔放キャラ
二人ともあんまりちゃんと仕事をしているわけでもなく、ダラダラと楽しくゆるく生活している、そんな若い時期のある一瞬をいい感じに撮っています
ゆるい生活描写の中にたまに漂う緊張感がすごく女性的な感じがして好きですね。
こんなダラダラフリーターしてて将来どうするのとか、私たちの関係ってこれからどうなるの、みたいな事をなんとなーく流して生活しつつ、そういうお互いの不安感が膨らんだ時にピリッとする空気感がリアルです。
ラストも意外で面白かったんですが、全体的にポップで可愛い感じの作風だったのに
エンドロールが荒々しい手書きの筆文字で出てくるのが解せなかったです。
あれはなぜ??