おーそんりー

ブルージャスミンのおーそんりーのレビュー・感想・評価

ブルージャスミン(2013年製作の映画)
3.9
笑えるようで笑えない、笑っていいのかわからない。そんな展開ばかりの映画なのですが、ウッディアレン作品の中でも随一と言っていいほど主人公の人生が起伏に富んでいるのが面白いですね。冒頭から最後までジェットコースターのように頂点から底辺まで壮絶に駆け巡るジャスミンの人生は面白さよりも悲しさの方がはるかに勝っているわけで。

セレブ生活で染み付いた見栄と誰もが言い寄ってくる美貌を武器に人生の再起を図ろうとするもなかなかうまくいかないジャスミン。愛する恋人と楽しそうに暮らしている貧しい妹との対比、ジャスミンが過去に送っていたセレブ生活ともがき苦しむ現在との対比を絡ませながら悲しくもおかしい人世哀歌を奏でる98分。

とにかくケイト・ブランシェットが美しすぎて美しすぎて・・・。それを拝めるだけでも大満足ですが、さすがオスカー受賞の演技だけあって、ジャスミン=ブランシェットの鼻につく美人演技が最高のクオリティでしたね。涙でマスカラがぐちょぐちょになりながら最後には家族にすがる姿が忘れられないです。また、妹役を演じていたのが今を時めくサリー・ホーキンスだったんですね、あとから気づきました。キレイなんですが嫌みのないキレイさといいますかね、憧れというよりは隣にいたいと思わせる、女性的というよりも人間的なキレイさがあふれてくる素敵な女優さんですよね。さらにいまやチャーリー・シーン、メル・ギブソンに並ぶプッツン俳優となったアレック・ボールドウィンが曲者っぷりを存分に発揮しているのも強烈なインパクトでした。

アレン作品の中でもトップクラスの秀作です。まだの方は是非いとどご鑑賞くださいませ。