やま

ブルージャスミンのやまのレビュー・感想・評価

ブルージャスミン(2013年製作の映画)
4.0
すげえ面白い。
ウディ・アレンってこういうこと考えてんのか。
金持ちから一気に貧乏人まで成り下がったジャスミンの見栄や虚勢をひたすら見させられる。ああいう結末になるとは思いもしなかった。ただ自分も見栄を張ったりすることはもちろんあるし、教訓のようにも感じれた。嘘って本当に良くないんだな。

ウディアレンの音楽って心地いい。最近の映画なのに、昔を感じさせるあの感じたまらない。

会話が面白い。ケイトブランシェットさんの演技が圧巻。
最近時間なくて沢山映画見れない。なんとかしないと笑


[2回目)
ちょうど1年ぶりの鑑賞。
ウディアレン映画は夜中に観るモノ。

ラストシーン、彼女の言葉に怒りを抑えた彼の姿と、一切れのピザを巡りいちゃ付き合う彼らの姿がこの映画を物語っているように思える。

全く物語に救いはなく、過去の栄華を引きずり他人を罵る今の彼女に確かに落ち度はある。振り返ると彼女は里子で親に捨てられた存在であり、本当の愛すら知らずに生きてきた人。そう考えると、彼女の過去は可哀想なんだと同情できるが、しかし人を裏切ってきた過去も事実。ここまで過去に狂わされたらこうなってしまうのも無理ない。

ケイトブランシェットの演技が最高だったのは間違いないが、サリーホーキンスも最高。


(3回目)またちょーど1年後。

現在と過去を行ったり来たりするのだが、繋ぎ方が上手い。人がどこに視点を向けているかを意識してつないでいる。気が付いたら、すんなりと過去になってるシーンとかある。

こりゃあ本当に可哀想な話だと思う。
しかし、プライドが高く、負けず嫌いな彼女の人生をまだまだ観ていたいと思ったりもした。
ケイトブランシェット魅力的すぎる。
やま

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