このレビューはネタバレを含みます
ウディ・アレン作品の、食道と喉の間が痛くなる感じがじわじわ好きになりつつある。ともすれば「なんだこの女!!」で終わってしまいそうな話なのに、なぜかそこまで憎みきれない。人間のどうしようもなさに対す…
>>続きを読む里親育ちのジャネットは詐欺師まがいの夫の財力でソーシャライトへと成り上がる。
莫大な富を手にし、日々の豊かな暮らしで完全に自身を見失っていた。
無一物になろうとファーストクラスの飛行機で、大量のヴ…
高慢で、高飛車で、浪費癖が治らなくて、仕事もできなくて、本音と建前も使い分けられない…。
そんなひどい主人公なのに憎みきれないのは、どこまでも正直だからかもしれない。
絶っっ対、友達にはなりたくない…
ドン底をジャズで描けるのはウディーアレンだけ
ケイト・ブランシェットはジャスミン役で、オスカーを受賞!そりゃそうだ。
人ってどん底に堕ちるとこうなってしまうんだなぁと感心してしまう、大迫力の演技。…
© 2013 Gravier Productions, Inc.