イチロヲ

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパスのイチロヲのレビュー・感想・評価

3.0
軍事機密に接触した女性科学者が、先史時代の巨大ザメと巨大ダコが活動開始したことを知らされる。巨大サイズの「サメ対タコ」を題材にしている、モンスター・パニック作品。低予算専門のアサイラム謹製。

本編内では、メガシャークをメガロドンと呼称。モンスターの全容を隠したままで、識者による調査が展開されるという構成が、昔懐かしの怪獣映画テイスト。重要人物として日本人(役者は日本人ではない)が登場して、ムフフなこともやってしまう。

予算削減のためかパニック描写はあまりにも淡白。民間に被害が出ていることを台詞で喋るだけであり、景気のよい破壊描写は出てこない。また、巨大モンスターの表現力も不足しており、海底シーンの映像が分かりづらいという難点あり。

巨大ダコというのは、かつて円谷英二が特撮のクオリティ研究のため、真剣に取り組んでいた題材でもある。(製作者の意図はともかくとして)そこを踏まえながら鑑賞すると、感慨もひとしお。
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